38歳母親が息子2人を刺殺し無理心中…相談していた「深い苦悩」 | FRIDAYデジタル

38歳母親が息子2人を刺殺し無理心中…相談していた「深い苦悩」

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息子2人を殺害した勝俣容疑者。周囲には子育ての悩みを相談していたという(画像は一部加工しています)

「子どもを刺した」

パートナーからの電話に、急いで帰宅した男性が見たもの――。それは1階のリビングの床に子ども2人と、パートナーの女性が血まみれの姿で倒れているというおぞましい光景だった。

6月14日、群馬県警は前橋市富士見町の無職・勝俣秋恵容疑者(38)を殺人の容疑で逮捕した。勝俣容疑者は10日午後2時半ごろ、息子の善登くん(9)と弟の太陽くん(7)の胸などを刃物で突き刺して殺害した疑いが持たれている。

「当日、勝俣容疑者は息子2人を小学校まで迎えに行き早退させていました。子どもたちを刺した後、同居する30代の男性に電話をしたのです。慌てて帰宅した男性は3人が倒れているのを発見。警察に通報しました。勝俣容疑者も胸や腹から血を流していましたが命に別状はなく、退院を待って逮捕された。取り調べに対し、勝俣容疑者は『間違いありません』と容疑を認めています」(全国紙社会部記者)

警察は、勝俣容疑者が無理心中をはかったものとして調べをすすめている。

子どもを道連れにするロジック

勝俣容疑者の逮捕を受け、群馬県と同中央児童相談所は会見を開いた。そこで明らかにされたのは、勝俣容疑者の相談歴だった。

「母子は、昨年まで栃木県にすんでいました。18年11月に勝俣容疑者は『養育が困難』との理由から、県に相談。子ども2人を、県の児童養護施設に措置入院させていました。その後、事件を通報した30代男性を頼って前橋市の現在の住居に転居。生活が落ち着いたということで、子どもの引き取りを希望したのです。生活状況を確認の上、問題ないと判断され、昨年10月、子どもたちは児童養護施設から勝俣容疑者の元に帰されました」(同前)

栃木県から引き継いだ群馬の中央児童相談所は、昨年11月から今年3月までの間に計3回、勝俣容疑者の自宅を訪問。月に2回ほど、電話で生活状況を確認していた。生活は安定しており、近いうちに指導を終える予定だったという。

「事件の2日前にも児相の職員が勝俣容疑者の家を訪問していたそうですが、とくに変わったところはなかったそうです。ただ、勝俣容疑者は『育児で悩んでいる』と打ち明けたこともあって『子どもたちが兄弟げんかをする』『トイレの後、手を洗わない』などとこぼすこともあったとか」(同前)

教育問題に詳しいジャーナリストによると、親がしつけで悩むのは当然だと指摘する。

「小学生以下の子どもを持つ親の半数は、子育てに関して何らかの悩みを抱えていると言われます。厚労省のデータでは、小学校低学年の子どもを持つ親の悩みのトップは『しつけに関すること』で約50%を占めている。親が子どものしつけで悩むのは、当たり前だと思います。それが事件を起こしてしまうほど、勝俣容疑者が悲観的になってしまった要因は何だったのか。相談所のフォローの体制も見直す必要があるのかもしれません」

将来は悪いことばかりで、子どもは生きていても不幸になるから道連れにする──。それが無理心中をする、親側のロジックだという。勝俣容疑者は、そんな独りよがりな思考に陥ってしまったのだろうか。

  • 撮影蓮尾真司

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