打率1割台に2度の降格…中田翔がトレードに出されない特殊事情 | FRIDAYデジタル

打率1割台に2度の降格…中田翔がトレードに出されない特殊事情

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6月8日の阪神戦で腰を痛め担架で運ばれる中田。翌日、登録を抹消された(画像:共同通信社)

1塁を駆け抜けた直後、倒れこみ苦悶の表情を浮かべる。頭を抱え、起き上がることができない。担架でベンチ裏に運ばれ、そのまま途中交代となったーー。

6月8日に札幌ドームで行われた、阪神との交流戦。日本ハムの主砲・中田翔(32)は3回裏に内野ゴロを打った際、腰を痛め退場。翌日には、今季2度目の登録抹消となった。

「今季の中田は、まったく良いところがありません。春のキャンプ中から、調子が上がらないようでした。中田がよく口にする言葉に『レベチ』があります。並の選手とはレベルが違う打撃をする、という意味です。昨年は『レベチだね』と自画自賛していましたが、今年はネガティブな発言ばかり。『去年と比べものにならない。ゴミですね』と。周囲は『実績のある選手だから大丈夫だろう』と楽観視していましたが、本人の表情は曇りがちでした」(球団関係者)

シーズンに入ってからも、中田の調子はいっこうに上がらない。本人も、相当ストレスがたまっていたのだろう。4月7日のソフトバンク戦で5回に三振すると、バットを叩き折る。さらにベンチ裏で転倒し、右目周辺を紫色に腫らしてしまったのだ。

「5月17日に、栗山英樹監督が就任してからの10年で、初めてケガ以外の2軍落ちとなりました。6月4日に再昇格しましたが、復調の兆しは見えなかった。そして今回の腰痛発症で、2度目の登録抹消です。中田にとっては、踏んだり蹴ったりの状況でしょう。

中田も不調の根本的な原因がわからず、イライラしているのがわかります。ベンチでは険しい表情で、常にピリピリしていますから。後輩から『大将』と呼ばれ豪快なイメージのある中田ですが、性格は意外に繊細。一度不振に陥ると、悩みすぎてしまう傾向があります。本人はかなり苦しんでいると思いますよ」(同前)

トレード先にあげられた球団

今季1軍では打率.194、本塁打4、打点13。とても4番の成績ではない。さらに復調の兆しが見えないとなれば、本人が悩むのもうなずける。

「相当落ち込んでいるのでしょう。気になるのがインスタグラムです。中田は子ども好きで、自分の娘や息子の写真などを3日にあけずインスタにあげていました。ところが4月26日以降、2ヵ月も更新していないんです(6月23日現在)。とてもインスタをするような気分ではないのかもしれません。

一部ではトレード情報も報じられています。今季が3年契約の最終年ですからね。長打力不足に悩む中日などが水面下で動いている、巨人が大型トレードを模索している、などと報道するメディアもあるんです」(スポーツ紙担当記者)

だが、現実的に中田がトレードされる可能性は低い。来季も日ハムに残留することになりそうだ。前出の球団関係者が語る。

「理由は三つあります。一つは中田の後継者が育っていないこと。球団は清宮幸太郎や万波中正、野村佑希らの若手に将来のクリーンナップを担ってもらいたいと考えているようですが、まだまだ実力がともなっていません。中田に頼らざるをえないのが実情なんです。

二つ目はトレード先の事情です。中田は我が強く影響力が大きい。迎え入れれば、ベンチは『中田カラー』に染まるでしょう。雰囲気はガラリと変わってしまう。良くも悪くも中田が中心のチームになる。獲得に乗り出すのは、勇気のいることなんですよ。

三つ目は、来季から稲葉篤紀氏(現・日本代表監督)の監督就任が有力視されていること。今の栗山監督は今季の中田を『翔らしくないのも事実』と語るなど、関係は微妙です。稲葉氏は日ハムでの現役時代から中田を可愛がり、引退してからもよくキャンプで『期待しているぞ』と声をかけてきました。中田にとって尊敬する存在。稲葉監督が実現すれば発奮し、再び昨年(打点王を獲得し自己最多の31本塁打を記録)のような活躍をする可能性が高いんです」

悩める主砲が、日ハムの貢献者であることは間違いない。復活が待たれる。

  • 写真共同通信社

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