2軍降格…今年37歳の広島・長野が「争奪戦」になるワケ | FRIDAYデジタル

2軍降格…今年37歳の広島・長野が「争奪戦」になるワケ

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ハイペースで瓶ビールをラッパ飲みする長野(右)と緊張気味のアドゥワ誠(中)。終始ご機嫌だった大瀬良大地。19年5月撮影

1軍では約2ヵ月ぶりのヒットとなった。

6月22日に出場選手登録された広島の長野久義(36)は、ヤクルトとの復帰戦でレフト前へ。4月25日の巨人戦以来、久々の快音だった。だが長野の状態は、決して良好とはいえない。

「今季は1軍で開幕を迎えましたが、5月20日に実施された、新型コロナウイルスのPCR検査で陽性反応。翌日、2軍降格となりました。6月8日からファームで実戦復帰しましたが、調子はなかなか上がりません。2軍の成績は打率.222で本塁打0。一軍でも6月24日現在、打率.203、本塁打は出ていないんです」(球団関係者)

今年の12月で37歳になる長野。近年は成績が下降気味だ。昨年こそ.285、10本塁打、42打点と存在感を示したが、一昨年は.250、5本塁打、20打点とプロ入り後ワーストの結果。出場試合数も初めて100をきり、72にとどまった。

「若手を起用するチーム方針もあり、長野の出場機会は減少傾向にあります。スロースターターで、若い頃から春先は調子が上がらない。夏場以降にエンジンがかかる選手で、首脳陣としては使いづらい面もあるんです。そろそろ『引き際』を考える時期なのかもしれません……」(同前)

若手投手の前でビールをラッパ飲み

年齢や上向かない状態を考慮すると、引退が噂されても仕方ないだろう。だが、チーム内には「長野は欠かせない存在」という声が大きい。

「人望が厚いんですよ。新型コロナの影響で最近は難しいですが、よくチームメイトを食事に誘っていました。巨人時代(19年に丸佳浩の人的保障で広島に移籍)のあだ名は『宴会部長』。酒の席を盛り上げつつ、悩みがある選手に対しては聞き役に徹します。若手からもベテランからも慕われているんです」(スポーツ紙担当記者)

『FRIDAY』も、長野の人望の厚さをかいま見ている――。

19年5月のある夜。長野の姿は東京・六本木の居酒屋にあった。彼のまわりにいるのは、大瀬良大地ら若手投手陣。通常、野手は野手同士、ピッチャーはピッチャー陣で外食するものだが、「いろんな人を巻き込んで飲むのが長野流」なのだ。

「長野は飲み会にバッピ(打撃投手)や広報ら裏方スタッフ、番記まで呼んでワイワイやることが多い。飲み代は全額、長野持ちです。翌朝早いときは、支払いを済ませて帰ります。一度、彼が帰ってから追加でシコタマ飲んだことがあって、精算しようとしたら『追加の分もいただいております』と店員に言われて……。とにかく、気持ちよく呑む男ですよ」(同前)

この日の赤ヘル軍団も、たしかに楽しそうだった。長野は瓶ビールをラッパ飲み。最後は、店員まで参加しての大宴会になったのだ。

「引退後、広島は間違いなく長野にコーチのイスを用意するでしょう。不振の若手に声をかけるなど、指導者としても定評がありますからね。しかも、あまり差し出がましいことを言わず、現コーチ陣の顔も立てる。気遣いができるんです。現役を退けば、古巣・巨人と広島で争奪戦になると思います。ゆくゆくは監督になれる存在ですから」(前出・球団関係者)

成績は下降気味でも、チーム内で存在感は増している長野。たとえ引退しても、将来は明るいようだ。

  • 撮影香川貴宏

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