美容師見習い女性を刺殺…23歳の男が送った恐ろしいメッセージ | FRIDAYデジタル

美容師見習い女性を刺殺…23歳の男が送った恐ろしいメッセージ

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女性を刺殺した夏見容疑者。多くの悩みを抱え鬱屈した感情を持っていたという(画像は一部加工しています)

心に傷を負った若い男女はSNSで出会った。互いの傷を癒すため、初めてリアルの世界で会うことにした2人。しかし約束の日の後、1人は遺体で発見され、もう1人は警察に捕まった――。

6月21日、千葉県警は横浜市緑区のアルバイト・夏見翔太容疑者(23)を殺人容疑で逮捕した。夏見容疑者には5月、袖ケ浦市内の竹林で、近くに住む美容師見習い・中込愛美さん(19)を刃物で刺して殺害した疑いがある。

「中込さんは、5月7日を最後に行方がわからなくなっていました。行方を探していた家族と知人が12日、竹林で血を流して死んでいるのを発見したのです。司法解剖の結果、右太ももの裏側にあった刺し傷は14㎝の深さに達していた。死因は失血によるショック死と見られています」(全国紙社会部記者)

現場付近の防犯カメラ映像や愛美さんのスマートフォンの解析などから、SNSでやりとりをしていた夏見容疑者が7日に会う約束をしていたことが判明。翌8日の夜に夏見容疑者は、横浜市緑区の公園のトイレ内で18歳未満の少女にみだらな行為をした神奈川県青少年保護育成条例違反の容疑で今月になってから逮捕されていた。夏見容疑者の自宅からは血の付いた刃物が見つかっている。

「自分の存在が苦しい」

父親が朝日新聞の取材に語ったところによると、夏見容疑者は都内の私立大学に進学したが、すぐに休みがちになり翌年中退。19年春にはパン屋で働き始めたが長くは続かず、20年1月に家を出たまま音信不通となった。父親がLINEを送ると「消えてしまいたい」「自分の存在が苦しい」といった内容の返信がかえってきたという。

「7月ごろ家に帰って来ると、夏目容疑者は吹っ切れた様子で『もう大丈夫』と語っていたそうです。その後『SNSで人の悩みを聞いている』と話し、実際に夏見容疑者への感謝の手紙が届いたことも数回あったとか。秋ごろからは、近くのカラオケ店で週に4~5回アルバイトも開始。バイトも順調で、最近もとくに変わった様子はなかったそうです」(同前)

人生に迷い、道を見失った息子が同じ苦しみを持つ人たちの助けになりたいと前向きに歩み出した姿は家族にとってどれだけ喜ばしいことだったろう。

一方、「いつも笑顔で友達も多かった」(友人)という被害者の中込さん。地元の高校を卒業後、専門学校に通いながら袖ケ浦市内の美容室に見習いとして勤務していた。

「明るく器用で勤務態度にも問題はなかったと、報道陣の取材に当時の上司が証言しています。しかし、今年2月ごろから仕事を休みがちになり、『心機一転やり直したい』との本人の希望で3月から別の店舗に異動しました。ここでも、5日ほど勤務してからはずっと休んでいた。勤務先が専門学校の学費を一部負担しており、『学校に通えなくなるから仕事を辞められない』と話すこともあったようです。事件前日の6日には、店スタッフと事務的なやりとりをLINEでしています。とくに変わった様子はなかったようですが……」(地元紙記者)

夏見容疑者と中込さんは、SNSを通じてやりとりをするようになっていた。直接会うのは、事件当日が初めてだったという。

「夏見容疑者が、SNSを通じて中込さんの悩み相談に乗っていたようです。会いに行く前に、夏見容疑者が『殺してあげる』と中込さんへメッセージを送っていることもわかっています」(同前)

中込さんの悩みを解決するすべが、「殺してあげる」ことだったのだろうか。それとも乱暴しようとして抵抗され、うっかり刺してしまったのか。夏見容疑者は中込さんを刺したことは認めているものの、殺意については否定している。

「人の役に立ちたかった」

取り調べに対し、夏見容疑者はそう語っているという。加害者のゆがんだ愛情が、悲惨な事件を起こしてしまったのかもしれない。

  • 撮影蓮尾真司

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