いまだ1軍出場なし…日ハム清宮が「いまひとつ伸びない特殊事情」 | FRIDAYデジタル

いまだ1軍出場なし…日ハム清宮が「いまひとつ伸びない特殊事情」

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今季1軍出場がない清宮。チームでは新型コロナ感染者が続出したが「昇格」の声はかからなかった(画像:共同通信社)

振り返れば今年2月、日本ハムの清宮幸太郎(22)は東京五輪代表の1次候補に選ばれていた。当時、清宮は報道陣に、こう喜びを語っている。

「本当に期待していただいているんだなと思いますし、もう4年目でなんとか1つ結果を残したい。名前を挙げてくださっている以上、それなりの結果を残したいと思います」

あれから5ヵ月ーー。清宮は結果を残すどころか、今季1軍での出場ナシ。当然、東京五輪代表入りはかなわなかった。

「本人は、2軍で落ち込んでいますよ。5月にチーム内で新型コロナウイルス感染者が10人以上出て1軍が手薄になった時も、清宮には昇格の声がかかりませんでしたから。同じ1塁を守る中田翔が、6月に選手登録を抹消されても状況は変わりません。

同期のロッテ・安田尚憲やヤクルト・村上宗隆が1軍で活躍し、相当焦りが強いのでしょう。特に村上は、五輪代表に選ばれセ・リーグの本塁打王争いをしていますからね。ライバルの働きに、気持ちが空回りしているように思います。2軍で本塁打こそ7本打っていますが、打率は2割台前半に低迷(成績は6月30日現在)。4番栗山英樹監督も清宮の打撃を見て首をひねり、こう語っていました。『すごく頭が混乱しているバッティングに見える。試合中に打ち方が変わったりする』と」(球団関係者)

逆境でもにじむ育ちの良さ

焦りが強いとはいえ、清宮はもともとおっとりした性格。選手の自主性を重んじる日ハムの雰囲気が、清宮には必ずしもプラスに働いていないようだ。

「必死で練習していても、どこかのんびりした雰囲気がただよっているんです。おおらかというか、育ちの良さが出ているというか……。昨年までは、ミスをしてもニコニコしている場面がよく見られました。結果が出ていなかったとはいえ、1軍での出場機会があったため、まだ気持ちに余裕があったのでしょう。

首脳陣も、それほど手厳しく叱責することはない。栗山監督も過去に、ミスした清宮を擁護するような発言をしています。『幸太郎の涙を何回も見た。壊れちゃうんじゃないかと心配になるほどの追い詰められ方をしているように見えた』と。おっとりした清宮の性格を考えると、ビシビシと容赦なく怒るぐらいの指導者が必要ではないでしょうか」(スポーツ紙担当記者)

清宮が覚醒するためには、厳しい環境が必要……。となれば、トレードということになる。だが、在京球団のフロントの一人は「現時点での可能性はゼロに近い」と語る。

「清宮の守備がネックになっている。大事なところでミスしますからね。19年9月のオリックス戦では、吉田正尚の1塁への打球を止められず2塁打に。日ハム先発・杉浦稔大の完全試合をブチ壊したことがあります。よっぽど打撃力が高ければ少しは守備に目をつぶりますが、リスクが大きく『獲得しましょう』とはとても言えません。

パ・リーグなら指名打者で使うという手もあるでしょう。しかし同一リーグのトレードは、もし覚醒したら日ハムの脅威になるので成立しずらい。守備力を向上させないことには、受け入れるセ・リーグの球団はないと思います。打力や走力もイマイチ。厳しい言い方ですが、『商品価値』は決して高くない選手なんです。日ハムも、そうした事情をわかっているのでしょう。22歳と若く、チャンスはまだまだある。今季は2軍で奮起をうながす方針だと思います」

日ハムで生き残りをかける清宮。再び1軍に上がるには、ファームで圧倒的な成績を残すしかない。高校通算111本の本塁打を放った「甲子園のスター」に、覚醒の時が待たれる。

  • 写真共同通信社

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