レぺゼン地球DJ社長が「1900万円不当利益」で訴えられ裁判中 | FRIDAYデジタル

レぺゼン地球DJ社長が「1900万円不当利益」で訴えられ裁判中

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6月1日に公開された動画やインタビューが大きな話題を呼んだDJ社長。H社長に使途不明金があると主張していたが…(YouTubeチャンネルより)
6月1日に公開された動画やインタビューが大きな話題を呼んだDJ社長。H社長に使途不明金があると主張していたが…(YouTubeチャンネルより)

昨年12月に福岡ドームでのコンサートを最後に、グループを解散した5人組音楽グループの「レぺゼン地球」。だが、6月に突如、その理由が事務所との金銭トラブルと独立に伴う権利問題であったことを、リーダーであるDJ社長がYouTubeで告白し、騒動となっている。

「動画の中でDJ社長は、所属していた『Life Group株式会社』を独立したことにより、“レぺゼン地球”の名前が使えないことや、楽曲の権利が事務所に帰属していることを告発。また、『文春オンライン』のインタビューでは、メンバーへの給料が30万円しか払われていなかったことや、所属していた事務所の社長であるH氏に4000万円の使途不明金の疑惑があることを明かしていましたね」(スポーツ紙記者)

だが、H氏は「FRIDAYデジタル」の取材に対し、共同経営者であるDJ社長にはH氏と同額の報酬を支払っており、多い月では200万円あったこと、またメンバーの給料に関しては、DJ社長とも話し合って決めていたことを明かしている。

さらに、4000万円の使途不明金についても、帳簿上では期をまたいで計上しており、それらはDJ社長が連れてきた弁護士と公認会計士の前できちんと資料を見せて説明したと話していた。

H氏を使途不明金などで告発したDJ社長だが、実際は彼が被告としてLife Group株式会社から約1900万円の「不当利益の返還請求裁判」を起こされていることはあまり知られていない。6月18日には神戸地裁で、すでに第3回目の公判が開かれているのだ。

「訴状によれば、DJ社長こと木元駿之介(=本名)氏は、会社名義で独断でネット銀行に口座を開設。そこへ、今まで会社の口座に振り込まれていたファンクラブ会費やグッズの売り上げなどを、共同代表という立場を利用して振込先を変更した、とのことです。

それらは共同代表であり過半数株主であるH氏の知らないところで行われており、そのネット銀行の口座から木元氏の個人口座へ1894万円あまりが振り込まれていたそうです。それが不当利益に当たるとして、返還請求されているわけです。そもそも、49%しか株式を持たない木元氏が、法人口座を開設出来たことも疑問ですね」(地方紙記者)

木元氏側は、約1900万円に上る金額を個人口座に移したことは認めているものの、それらは「グッズ制作費や動画制作費などのアーティスト活動に使った」と法廷では主張している。

そこで、木元氏側の代理人弁護士に話を聞こうと取材を申し込むと、

「ご指摘の裁判について全面的に争っていることは事実です。この1894万円については、令和2年(‘20年)6月から12月までの『活動経費』として費消されたものであり、DJ社長(木元氏)が、何ら『法律上の原因』なく、かかる金員を『利得』したものではございません。

LifeGroup社はレペゼン地球のグッズ制作会社に対して多額の債務がございました。この制作会社はH氏に対して幾度となく代金の支払いをお願いしていたにもかかわらず、支払いがなされていない状況が続いており、その催促がDJ社長になされるという事態が生じておりました。そのため(DJ社長は)自身の手で改めて銀行口座を別途開設し、同口座からグッズ制作会社をはじめとする関係各所に対して、代金を一部支払っております。

(中略)個人的にブランド品や高級外車などを会社の経費で購入しているなどの事実はなく、すべてレぺゼン地球の活動のために支出されたものであることをご理解賜りたく存じます」

と書面で回答してくれた。

一連の騒動について、音楽関係者が解説する。

「木元クンの告発により、H氏はネット上などでは身元や住所も明かされ、脅迫や注文していない冷蔵庫が着払いで届くなどの被害も起きているそうです。H氏は独立や株の譲渡についても、木元クン側と話し合うつもりでいた。ですが、話し合いを拒否されたとのこと。

それなのに、一方的にH氏を悪者に仕立て上げたことに、彼は絶望していますよ。裁判に関しても“お金の問題ではなく名誉のため”と話しています。木元氏側の問題点を暴くため、徹底的に争う姿勢のようですね」

そこで、あらためてH氏に話を聞こうと取材を申し込んだが、裁判中とのことで代理人弁護士が話してくれた。

「詳細はお話できませんが、H氏が木元氏を複数の裁判で訴えているのは事実です。その中には、木元氏がLifeGroup株式会社の代表取締役でありながら、会社に対して背信的な行為をしたことによって、木元氏に多額の損害賠償請求をしているものも含まれています。木元氏の方こそ、会社の共同代表の立場を利用して勝手な行為を繰り返していたと言わざるをえません。また、H氏が木元氏から訴えられていることは1件もありません」

YouTubeで告発したようにH氏の不正があるのなら、レぺゼン地球のメンバーは堂々と裁判に訴えるべきではないだろうか。もし、いたずらに世間を騒がせ、自身が被告となっている裁判から目を逸らせる狙いがあるのだとすれば、あまりにもお粗末な対応と言わざるを得ないのではないか。

両者の主張は平行線だが、さて、司法はどのような判断を下すのだろうか。

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