紀州のドン・ファン殺害事件 早貴被告またも詐欺で再々逮捕へ | FRIDAYデジタル

紀州のドン・ファン殺害事件 早貴被告またも詐欺で再々逮捕へ

検察は関係者を連続聴取中

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「早貴が逮捕されて以来、警察と検察には10回近く呼ばれています。取り調べは当初、早貴の人柄や社長(野崎氏)との関係についての質問がほとんどでした。しかし最近になり、その流れが大きく変わったと感じています」

和歌山県の白浜空港にて、チェックインをする早貴被告。東京から和歌山に来るときはいつも不機嫌だった

そう語るのは、元畑眞氏。’18年5月に怪死した「紀州のドン・ファン」こと野崎幸助氏(享年77)が経営していた酒類販売会社『アプリコ』で、ゼネラルマネージャー兼監査役を務めていた人物だ。

今年4月28日に殺人容疑で逮捕、5月19日に詐欺容疑で再逮捕された須藤早貴被告(25)に、別件での再々逮捕の可能性が浮上している。

再々逮捕に向けて警察が捜査している容疑は、またしても詐欺だという。元畑氏が続ける。

「6月中旬に警察に呼ばれたんです。そのとき、刑事は『刑事告発について捜査している』とはっきり口にしました」

元畑氏は昨年6月に「刑事告発状」を和歌山県・田辺警察署に提出、同年7月に受理されていた。告発されたのは、早貴被告や弁護士、会計士だが、それが今になって捜査され始めたというのだ。

「社長が亡くなってから2年間、コツコツと証拠資料を集めてようやく刑事告発にたどり着きました。詐欺が疑われる行為があったのは、社長が怪死を遂げてから約3ヵ月が過ぎた’18年9月6日です。この日、『アプリコ』のゆうちょ銀行から早貴の口座に、3834万6278円の振り込みがあったのです」(元畑氏)

『アプリコ』の法人登記を確認すると、早貴被告は’18年7月30日付で野崎氏の後を継ぐ形で同社の代表取締役に就任している。就任からわずか2ヵ月で約4000万円とはかなりの大金だが、役員報酬としてなら罪には問えないように思える。これが詐欺に当たるのはどういうわけか。元畑氏が怒りを露(あらわ)にする。

「問題なのは、早貴が代表取締役に就任した経緯です。彼女は正式な手続きを無視して社長に就任し、勝手に会社のカネを引き出したのです」

「刑事告発状」にある詐欺容疑の内容は少し複雑なので、整理して説明しよう。

’18年5月に野崎氏が怪死し、早貴被告はその2ヵ月後に臨時株主総会で決議され『アプリコ』の代表取締役に就任したとしている。『アプリコ』は取締役会設置会社。この場合、臨時株主総会は取締役会の決議で招集される。野崎氏の死後、『アプリコ』の取締役は家政婦の木下純代さんと、野崎氏の友人M氏の2名だった。

つまり、木下さんとM氏が臨時株主総会を開かなければ早貴被告は代表取締役に就任できないわけだが、木下さんらが株主総会を招集した形跡は一切ない、というのだ。実際、木下さんも本誌の取材に、「取締役会の話なんて聞いたことがない」と答えている。

「取締役ではない早貴自身が臨時株主総会を招集したのだとすれば、裁判所の許可を得なければなりません。しかし、彼女はそれもしていません。正式な手続きを経ていなかったにもかかわらず、早貴は自分が社長であるかのように見せかけ、ゆうちょ銀行を騙(だま)してカネを振り込ませた。だからこそ、詐欺容疑で告発したのです」(元畑氏)

早貴被告への「刑事告発」については、野崎氏の実兄である豊吉さんも元畑氏と同時期に取り調べを受けている。刑事の机の上には『アプリコ』に関する証拠書類がうずたかく積まれていたというから、警察の本気度は高いようだ。

この先、早貴被告の余罪はいくつ出てくるのか。

野崎氏の豪邸の前に立つ元畑氏。会社の監査役を務め、気難しい野崎氏からも全幅の信頼を置かれていた
昨年6月に田辺署に提出された刑事告発状。受理から約1年が過ぎてようやく捜査が進んでいるようだ
  • 写真吉田 隆

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