文在寅にも衝撃!元政権閣僚が大新聞社を1億円で訴えた理由 | FRIDAYデジタル

文在寅にも衝撃!元政権閣僚が大新聞社を1億円で訴えた理由

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自身にかけられた容疑で現在も法廷闘争が続くチョ氏。叩かれ続けた『朝鮮日報』にはかねてから恨みが強かったようだ(画像:Lee Jae-Won/アフロ)

「これは極度に低劣なやり方だ。人間の皮をかぶって、どうしてこんなことができるのだろうか」

6月25日に韓国ソウル中央地裁にあらわれた元法務部長官チョ・グク氏(曺国、56)は、報道陣を前に声を荒げた。チョ氏が怒りの矛先を向けたのは、約230万部と韓国最大の発行部数を誇る『朝鮮日報』だ。チョ氏は、同紙の記事内容に激怒。6月30日には、10億ウォン(約1億円)の損害賠償を求め『朝鮮日報』と担当記者を提訴したのである――。

文在寅大統領からの信頼が厚かったチョ氏が、法相を辞任したのは19年10月だ。娘の高麗大学不正入学や、私的なファンドへの不正投資などの疑惑が続出。次から次へとスキャンダルが出てくることから、「玉ねぎ男」と揶揄された。収賄などの容疑で在宅起訴されたが、本人は否認し現在でも法廷での争いが続いている。逆境のチョ氏は、なぜ大新聞社『朝鮮日報』を訴えたのだろうか。

「問題視されたのは、6月21日付の同紙に掲載された記事です。内容は、性にからんだ事件について。『先にシャワーを浴びて……売春持ちかけ財布盗んだ3人組』という見出しで、20代の女一人と男二人の窃盗団が買春をしようとした男性から金品を盗み、懲役6ヵ月、執行猶予2年の判決を受けたと報じました」(韓国紙記者)

スマホで話す女性のイメージは……

当初、紙面には文章のみで写真やイラストは掲載されていなかった。ところが……。

「テキストだけの記事は、あまり読まれません。担当記者はイメージに合う適当なイラストをネットで探し、デジタル版の記事に追加しました。このイラストが問題となった。

スマートフォンで会話しながら歩く女性と後ろ姿の男性が描かれていましたが、二人はチョ氏の娘とチョ氏自身に酷似していたんです。チョ氏は、性暴力事件の挿絵に、なんの関係もない自分たちをマネて描くとは許せないと激怒。SNSで記者の実名をあげ、法的責任を問うと表明したんです」(同前)

イラストはもともと、文政権を追及する同紙の記事に使われていた。記者は深く考えず、この挿絵を転用したという。『朝鮮日報』は文政権に批判的な立場をとっていたこともあり、支持者を中心に反発運動も激化。「『朝鮮日報』を廃刊にしろ」という請願が、韓国大統領府に20万人分以上届いた。

「『朝鮮日報』は、スグにオンライン上の謝罪文を掲載します。それでも騒ぎは大きくなる一方のため、6月30日付の一面でさらなる謝罪文を載せました。イラストが載った経緯や再発防止対策などについて、細かく説明。『言論倫理に反したことを重く受け止め、チョ・グク氏親子や文在寅大統領、読者の皆様にもう一度お詫び申し上げます』と、全面的に謝ったんです。

『朝鮮日報』には、さんざん叩かれたチョ氏。同紙への恨みが強く、今回の件で鬱屈した思いが爆発したのでしょう。大手メディアが、ここまで何度も大々的に政権や関係者に謝罪するのは極めて異例なこと。『朝鮮日報』の信頼性が、大きく揺らぐ事態となりました」(在韓ライター)

チョ氏の怒りは収まらない。米国の『LA朝鮮日報』に対しても、同国の裁判所を通じて提訴を検討しているという。

  • 写真Lee Jae-Won/アフロ

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