松本人志が擁護した『相席食堂』コア視聴率も民放4局で下位の無念 | FRIDAYデジタル

松本人志が擁護した『相席食堂』コア視聴率も民放4局で下位の無念

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視聴率論争に一石を投じた松本人志。今後、マスコミは視聴率を「正確に」報道することができるのか…

《これぞ勉強不足のバカライター。コア視聴率はしっかりとってる。じゃないと第二弾あるわけない》

ダウンタウンの松本人志が、スポーツ紙の「視聴率報道記事」に怒りをぶちまけたツイートが話題となったことは記憶に新しい。このツイートをきっかけに、各メディアで「視聴率とはなにか」「なにを重視して報じるべきか」「そもそも報じる必要があるのか」といった議論が巻き起こった。

「松本さんが噛みついたきっかけは、あるスポーツ紙が千鳥の冠番組で、2度目の全国放送となった6月8日の『千鳥の相席食堂ゴールデンSP』(テレビ朝日系)の『世帯平均視聴率』が5・8%で、低調だったというニュアンスで報じたことです。それに対し松本は“勉強不足のバカライター”とツイッターで罵ったのです」(スポーツ紙記者)

コア視聴率というのは「男女13~49歳」に絞ったコアターゲットのこと。現在、テレビ業界内ではこちらの指標がメジャーとなり、全年齢をターゲットにした世帯視聴率は最近では重要視されていないのが実情だ。松本がいわんとしたことは、「このコア視聴率を基準に扱わないと、正しい理解がなされない」ということだ。

だが、コア視聴率というのは、テレビ局関係者以外が調べるには少々ハードルが高いうえに、いまだ世間には定着していないため、どうしても伝わりづらいのが実情だ。

そもそも松本が不快感を露わにしたのは、6月12日に民放で20年ぶりにコント番組を放送した『キングオブコントの会』(TBS系)の世帯平均視聴率が6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と報じられたことだ。世帯視聴率を見ると低く見えるが、この番組の「コア視聴率」を見ると、十分に目標値を超えていた。このことを踏まえたうえで、怒りが増幅するように『相席食堂』にも言及したのだ。

ところが、『相席食堂』の「コア視聴率」をみてみると、実はこちらでも十分な結果を出した…とは言い難かったことがわかった。弊媒体が入手したデータをもとに、『相席食堂SP』が放送された8日の関東のコア平均視聴率を見てみよう。同番組は夜8時からの2時間スペシャルだったが、厳密には9時48分から別の番組が始まっているので、1時間48分の視聴率で比較すると…

《6月8日よる8時から9時48分までのコア平均視聴率》

1位 日本テレビ 4.6%
『踊るさんま御殿』~『内村&さまぁ~ずの初出しトークバラエティ笑いダネ』

2位 TBS 4.0%
『バナナサンド』~『マツコの知らない世界』

3位 フジテレビ 3.5%
『今夜はナゾトレ』~『大豆田とわ子と三人の元夫』

4位 テレビ朝日 3.2%
『相席食堂2時間SP』

実は、このような結果となっていたのだ。

たしかに同番組のコア視聴率はNHKやテレビ東京には勝っていたが、主力4局が放送した他のバラエティー番組などには、コア視聴率で負けている。ちなみにスポーツ紙が報じた世帯視聴率でいうと、NHKやテレ東を含めても『相席食堂SP』は最下位だ。

この数字をもとに考えるなら、松本がいう「コアはしっかり取ってる」というのは、どういう意味だったのか。業界内ではこの数字でも「しっかり取ってる」となるのかもしれないが…。

「松本さんをフォローさせてもらうなら、関西では『相席食堂SP』はコア平均視聴率が5.0%で横並びトップだったんです。なので、松本さんが大阪の朝日放送で放送している『探偵ナイトスクープ』などの収録で同局に行った際、局内に貼ってあった『関西圏の視聴率データ』を見ていた可能性もあるのかもしれません」(在阪テレビ局関係者)

しかし、裏を返せば“関西の人気番組”という域を脱却できなかった…という見方もある。

松本が後輩芸人やスタッフを慮って憤る気持ちも理解できる。また、低視聴率をことさらあおるような報道が必要なのか?という疑問も当然あるだろう。

だが、芸人さんがテレビや舞台で芸を披露するように、記者も書くことが仕事である。勉強不足、だったとしても、少なくとも「バカライター」とまでは言わず、データとその報じ方についても論じてくれていれば、より建設的な議論になったのではないだろうか…。

  • PHOTO坂口 靖子

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