祖父を孫が提訴…!沖縄尚学高校 理事長一族ドロドロ裁判の内幕 | FRIDAYデジタル

祖父を孫が提訴…!沖縄尚学高校 理事長一族ドロドロ裁判の内幕

甲子園の常連で沖縄県勢初の選抜優勝を果たした名門校で前代未聞の事態が……

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高校野球好きでなくとも、「沖縄尚学」という名前は、一度は目にしたことがあるのではないだろうか。

’08年に沖縄尚学が2度目の選抜優勝を成し遂げた際の写真。右から2人目が現・ソフトバンクの東浜巨

沖縄尚学は’99年に沖縄県勢悲願の春の選抜初優勝という偉業を達成。’08年にも東浜巨(ひがしはまなお)(現・ソフトバンク)を擁(よう)し、2度目の選抜優勝を成し遂げた。その後も何度も甲子園に出場している強豪校で、いま前代未聞の事態が起きている。

「昨年7月、沖縄尚学中学・高校を運営する学校法人『尚学学園』の副理事長の名城(なしろ)政一郎さん(享年62)が自殺。これに対し、政一郎さんの長男の政秀氏らが『政一郎氏が自殺したのは、その父であり、理事長の政次郎氏(90)のパワハラ、モラハラによるものだ』として、計約1億5000万円の損害賠償を求め、政次郎氏らを提訴したのです。昨年10月に訴訟が提起され、次回は7月末に那覇地裁で第6回弁論準備という手続きが行われる予定です」(学園関係者)

つまり理事長一族のなかで「孫が祖父を訴える」というドロ沼の争いになっているのだ。この学園でなにが起きているのか。訴状や学園関係者への取材をもとに、明らかにする。

理事長の政次郎氏は立志伝中の人物だ。アメリカ統治下の沖縄で、法廷通訳官として働きながら、’51年に学習塾を設立。大手予備校「尚学院」の経営者として、戦後の沖縄の民間教育を牽引(けんいん)した。’83年に経営難に陥った沖縄高校に経営参入し、同校を「沖縄尚学高校」へと校名変更。政次郎氏は90歳のいまも尚学学園の理事長、さらに沖縄尚学附属中学・高校の校長を務めている。

息子で、尚学学園の副理事長だった政一郎さんは、学園と予備校・尚学院との金銭取引にコンプライアンス違反があると、理事会などで度々指摘していた。

これに対し、政次郎氏は政一郎さんを面罵したり、学園から追い出そうとしたりしたという。’20年7月3日、理事会で政一郎さんが理事長・政次郎氏の解任動議を出そうとしたことで、政次郎氏は激昂。理事長室に呼ばれた政一郎さんは、理事長らによって1時間にわたって、ののしられ続けたという。

亡くなる前日の7月13日にも学園の応接室で政一郎さんは政次郎氏から罵倒された。裁判に証拠として提出された、その際の音声を本誌は入手した。

そこには、政次郎氏が政一郎さんに「お前もう、俺ほっぽり出すぞ。馬鹿野郎」「0点の息子じゃないか」「もうお前捨てるよ、本当に。お前もう退任しようか」などとなじる様子が記録されていた。

政次郎氏から罵倒された翌日、政一郎さんは自ら命を絶った。前出・学園関係者が語る。

「7月14日の午前3時頃、政一郎さんがベッドにいないことを不審に思った奥さんが家のなかを探したところ、キッチンで電気コードを使って首を吊っていたそうです。急いで警察や救急車を呼んだようですが、病院に運ばれたときには、政一郎さんはすでに死亡していました」

そうして遺族らは、自殺の原因は政一郎さんを追い出そうとして、政次郎氏が繰り返したハラスメントによるものだと訴訟に踏み切ったのである。

訴訟を提起した長男の政秀氏に取材を申し込んだが、

「裁判中のため、コメントはできません」

という回答だった。

一方、政次郎氏の見解を聞くため、尚学学園に取材を申し込んだところ、以下のような回答がきた。

「理事長の主張は、当該請求内容は事実無根であるというものです。たしかに、理事長が政一郎氏に対して強く叱責をし、副理事長職を降りるように申し述べた事実はございます。ただ、理事長は故政一郎氏を後継者として考え、従前どおりの職務をこなすよう申し向けていました。ご遺族の『私怨でハラスメントを繰り返し、政一郎氏を追い出そうとした』などという主張は、まったくの事実無根です」

沖縄では7月3日から甲子園の予選が始まり、沖縄尚学は優勝候補の一角に挙げられている。こんなゴタゴタを起こし、生徒たちに顔向けできるのか。

右が理事長の名城政次郎氏で、左が亡くなった政一郎さん。政次郎氏は90歳だが、いまだ現役バリバリだ

『FRIDAY』2021年7月16日号より

  • PHOTO共同通信社(1枚目)

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