桐谷、広末、ベッキー、瑛太…芸能人「ラーメン&中華で至福の時」
東京・目黒通り近くのラーメン店から、スタイル抜群の女性が一人で出てきたのは13年3月夜のこと。ペロッと舌を出し、かなり満足した様子。女優の桐谷美玲(31)だ。
「桐谷さんは大のラーメン好きとして知られます。お父さんが福岡県出身ということで、お気に入りは豚骨だとか。気になるお店なら、1時間以上並んで待つこともあるそうです」(芸能事務所関係者)
セレブと大衆感漂うラーメンーー。相反するイメージがあるが、中華好きの芸能人は意外に多い。『FRIDAY』も庶民的なチャイニーズレストランで食事をするタレントを、たびたび目撃してきた。秘蔵写真で、中華料理店でも存在感バツグンの俳優、女優を紹介したいーー。
290円の焼餃子を黙々と……
16年11月。東京・三軒茶屋の庶民向け中華料理店に、知人らしき男性と現れたのはタレントのベッキー(37)だ。夕飯時とあって、店内はほぼ満席。だが顔に巻いたマフラーをとらず、視線を上げようとしないベッキーに気づく客はいない。
「店は290円の餃子がウリの大衆食堂で、客も有名な女性芸能人がいるとは思わないでしょう。ただ、マフラーでグルグル巻きにした『怪しい女性』がいるなとは思っていました。気になってチラチラ見ていると、食事が進み身体が火照ったのか、彼女がマフラーをとったんです。それで初めて、ベッキーだと気づきました」(居合わせた客)
焼餃子に、醤油と酢をたっぷりかけるベッキー。お腹が減っていたのか、ライスのドンブリを片手に勢いよく黙々と食べる。20分ほどの慌ただしい夕飯を済ませると、男性が会計を終え、再びうつむいて店を後にしたーー。
育児談義で紹興酒をグビッ!
東京・世田谷区にある庶民的な上海料理店。18年2月の夜、鮮やかなイエローのスカートを穿きこなした美女がこの店に入って行った。広末涼子(40)である。当時、舞台『シャンハイムーン』に出演していた広末。だから上海料理店を選んだわけではないだろうが、個室もなく地元の人がワイワイと盛り上がる店内で、広末は友人らしき男女らと腰を下ろしていた。
「客の多くは広末に気づいていましたが、本人はまったく気にする様子もなく、お酒を飲みながら話に花を咲かせていました。ママ友なのか、子供の話題が中心だったようで、会話の主導権は広末が握っている感じでした」(居合わせた客)
3児の母である広末。育児に仕事に忙しい生活を送りながらも、美貌は衰え知らずだ。気が置けない友人たちと飲み、喋り倒すことが、広末流のストレス発散術なのかもしれない。
俳優でも飲んだ後に一杯
飲んだ後のラーメンは、たまらなく美味い! 太るとわかっていても、ついつい食べたくなる。そんな誘惑に、シビアな体調管理をしている俳優でさえ勝てないのだろう。
東京芸術劇場(東京・豊島区)で行われていた舞台後、役者仲間と酒を飲んだ瑛太(38)が、近くのラーメン店に入ったのは16年2月の深夜。「家系」として有名な名店「M」である。
「『M』は家系の中でもとくに油が濃く、コッテリ度合いが高い。家系が好きな人にとっては、たまらない店です。店舗によってはライスが無料で、コスパも良い。若者に大人気ですよ」(グルメ雑誌編集者)
入店から20分後、満足そうな表情で店から出てきた瑛太。女性ファンが呼びかけると軽く会釈し、タクシーに乗り込んだ。
ラーメンや餃子は、もはや国民食と言って良いだろう。華やかな世界に身をおくセレブたちにとっても、ふと食べたくなる魅力的な料理なのだ。
- 撮影:島 颯太