「加計問題」で政権が終わる!? 安倍首相が焦っている

理事長のデタラメ会見で国民の怒りが再燃

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金銭疑惑があった甘利明氏(首相左)を党選対委員長に据えるなど、またも「おともだち」中心の人事に

「(首相とは)会っていない。記録がない」

「(部下が)勇み足で(虚偽を)言った」

「(首相と)仕事の話はしない」

「(加計氏と首相が会っていたとする愛媛県の文書を)読んでいない」

何もかもが「ないない尽くし」。10月7日に開かれた加計学園理事長・加計孝太郎氏の記者会見の様子に呆れ返った人も多いだろう。何も話す気がないなら、一体なんのための記者会見だったのか。

「愛媛県議会から『説明責任を』という決議を受けたので、イヤイヤ会見をしたのでしょう。しなければ行政からの補助金残額51億円がもらえませんから。安倍首相が総裁選3選を果たし、臨時国会が始まる前というタイミングは、首相に迷惑がかからないようにとの配慮。つまり官邸のほうしか見ていない。補助金を『豪雨災害に遭った愛媛のために使ってください』とでも言えば『愛媛のことも考えているんだ』となるのに、そんなことは一言も言わない」(愛媛県議の福田剛氏)

安倍首相を庇い、念願だった獣医学部の新設にも成功した。これ以上は話す必要がない、その気もない。そんな態度が露骨に表れた記者会見だ。当日は雑誌記者やフリージャーナリストは入場不可。安倍政権に批判的な『東京新聞』も、地元に支局がないという理由で締め出された。あくまで「アリバイ作り」のための会見、これぞまさに茶番である。

ともあれ、加計問題は幕引き――。首相や加計氏はそうしたいのだろうが、果たしてそう上手くいくだろうか。

こんな茶番劇が繰り広げられた背景には、実は「安倍首相が焦っている」(閣僚経験者)事実があるという。

「9月の自民党総裁選で、党員票が安倍224票、石破茂氏181票と肉迫されたのは首相にとって衝撃で、『石破は二桁に留まるはずじゃなかったのか!』と叫んだそうです。総裁選投開票日直前の一般調査では、石破支持58%、安倍支持41%という結果も出ていた。来年には参院選がありますが、『今度は負ける』と自民党員や議員も考え始めている」(同)

首相には相変わらず、「昭恵夫人」という大きな弱点もある。森友問題の反省から、それまでの対外活動や交流を控えて蟄居(ちっきょ)状態と言われる夫人だが、最近はすっかり「復調」気味だという。

「『言質を取られる』と、SNSの使用を禁じられた昭恵さんですが、知人に自分の画像などをアップしてもらう『間接発信』を続けています。首相が3選を果たした際、昭恵さんは山口の地元にいましたが、支援者への挨拶もそこそこに、升酒をぐびぐびと飲む姿が目撃されていました。自身が関与する森友問題は終わったと思っていそうですが、籠池夫妻らによる補助金詐取の公判が始まれば昭恵夫人の名前が再び出るのは確実ですし、またヤケ酒を呷(あお)るハメになるのではないですかね」(官邸スタッフ)

恥も外聞もなく、デタラメ会見をしてまで疑惑終了を演出しようとするのは、そうしなければ延々と続く加計問題や、夫人が疑惑の渦中に落ちた森友問題により、政権が終焉する……と安倍首相自身が恐れているからではないのか。

「仮に来年の参院選で議席を減らせば憲法改正もできなくなるし、負け方次第で、安倍首相の責任論から安倍おろしへと繋がっていく。内閣の是非を決めるのは国民ですから、参院選を注視したい」(政治アナリストの伊藤惇夫氏)

疑惑追及の終焉を決めるのは安倍首相や加計氏ではない。国民の意思なのだ。

9月末に首相の同伴で渡米した昭恵夫人。失言などがないよう、メディアとの接触は禁じられているという

撮影:鬼怒川毅(1、2枚目)

Photo Gallary2

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