初の2軍落ちで引退危機…ロッテ・鳥谷「それでも明るい今後」 | FRIDAYデジタル

初の2軍落ちで引退危機…ロッテ・鳥谷「それでも明るい今後」

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今年4月の日本ハム戦で通算1000得点を達成した鳥谷。出場機会は少ないがチーム内の存在感は大きい(画像:共同通信社)

「こちらの都合でなかなか試合に出られなかったんですけど、その中で調子をもう一回上げてもらうこと。勝つためには、やっぱり彼の力は必要なので……。下で試合に数多く出て、調子を上げてほしいということです」

7月6日に2軍降格となったロッテ・鳥谷敬(40)について、井口資仁監督は報道陣へ苦しい胸中を語った。鳥谷が2軍落ちするのは、昨年10月に新型コロナウイルスに感染した以外では、プロ入り18年目で初めてのこと。井口監督は、これまで2200試合以上に出場してきたベテランを「チームの精神的支柱」として常にベンチに置いてきた。

「鳥谷は、後輩への面倒見がイイですからね。同じ内野で2塁のポジションを争う中村奨吾や藤岡裕大にも、積極的にアドバイスを送っています。練習時間は誰よりも長く熱心。メジャー経験のあるキューバ出身のエチェバリアも、『日本の野球で一番のお手本』と鳥谷を尊敬しているんです」(球団関係者)

とはいえ鳥谷の成績が下降し、出場機会が減っているのは事実。昨季は42試合で、打率.139、本塁打0。今季も32試合の出場にとどまり、打率.170、本塁打は0だ。

「まだ守備は一級品ですが、選球眼の衰えは隠せません。今まで見逃していたようなボール球を振っていますから。いくら精神的支柱とはいえ、若手に出場機会を譲らざるをえないのは、やむをえないないでしょう。

鳥谷は試合に出続けて、調子を維持するタイプです。ベンチを温めることが多い現状は、本人とってプラスではないのかもしれません。夏場が過ぎ若手に疲れが見え始めれば、鳥谷が必要になる時が来ます。2軍で出場し続け試合勘をとり戻してほしいと、井口監督は考えたのでしょう」(スポーツ紙担当記者)

大学時代からプロのキャンプに

40歳を過ぎての2軍落ちだ。このまま「引退」もあるのでは……。こういう、うがった見方があるのも仕方ない。

「鳥谷の去就は、ロッテではデリケートな話です。周囲が何か言うことはありません。今後のことは、本人の意思を尊重しています。

阪神を退団した鳥谷のロッテ移籍が決まったのは、昨年のオープン戦中です。井口監督がみずから動き、獲得が決定したと言われます。鳥谷は、同じショートを守り走攻守3拍子揃った井口監督を慕い、早大在学中から(井口監督が現役時代に所属していた)ダイエーのキャンプに参加。プロに入ってからも毎年、沖縄でともに自主トレをし食事にも頻繁に行っていました。

井口監督も『若手の見本になる』と、ナイトゲームでも午前中から球場入りし練習を重ねる鳥谷の姿勢を評価。相思相愛の仲なんです。『監督案件』の鳥谷について、口を挟む人間はチーム内にいませんよ」(前出・球団関係者)

2000本安打を達成した鳥谷は、ベストナイン6回、ゴールデングラブ賞5回獲得したレジェンドだ。ロッテでは、「現役後」も明るい未来が描けるという。

「ダイエー出身の井口監督をはじめ、ロッテは『外様』を首脳陣で重用する傾向があります。ヘッドコーチの今岡真訪さん(阪神出身)、投手コーチの吉井理人さん(近鉄出身)、2軍監督の鳥越裕介さん(ダイエー出身)などです。外から人材を多く登用し、チームに刺激を与えようという方針なのでしょう。

選手からの人望が厚く指導力に定評のある鳥谷は、コーチとして重宝されるはず。ゆくゆくは監督になれる人材です」(前出・記者)

鳥谷は、若手にとって「生きた教科書」だ。野球に対する姿勢や球場でのプレーが、ロッテナインの意識を高めているのは間違いない。

  • 写真共同通信社

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