なぜ中国人は隙間に挟まるのか…珍事件続発のウラ側
ミステリー・イン・チャイナ 好奇心?目立ちたがり屋?文化なのか、気質なのか…… 衝撃写真
なぜか中国では人が隙間(すきま)に挟まるハプニングが多発する。壁の隙間、鉄格子、洗濯機、ドアと床の隙間など……いったいなぜ中国人はこんなにも挟まってしまうのだろうか。
「中国では、人口の増加や都市化とともに建物が急激な勢いで建設されており、突貫工事も多い。また、デザイン性重視で安全面に疎い部分がある。それゆえ、人が挟まりやすい隙間が多いんです。挟まる事故があまりに頻発するため、そうした人を救出する映像を集めた番組まであります。中国では救出劇に感動する人が多いんです」(在中国の日本人記者)
今や”挟まりハプニング”は中国の人気コンテンツであり、ほとんどの地方局に専門番組があるほど。日本のテレビで目にする「挟まり」映像は、そういった番組から借りてきたものなのだそう。ジャーナリストの周来友氏が解説する。
「レスキュー隊は、自分たちのイメージアップになるので、誰かが挟まったとの通報があるとマスコミに連絡して、救助活動を撮影してもらうらしいですよ。また、最近では自分から隙間に挟まりにいく人も出てきました。自分が挟まった様子を誰かにスマホで撮影させて、TikTokなどのSNSに投稿するためです。この手の動画も中国ではバズりやすい。救出された後は、地元で注目の的になるので、子供たちが真似することもあるみたいですね」
中国では、これからも”挟まる人”が続出するに違いない。
「FRIDAY」2021年7月23日号より
- 写真:アフロ