大谷翔平のデビュー前!藤浪晋太郎と初々しい「丸刈り2ショット」
メジャーリーグのオールスターで、初めて投打の「二刀流」を披露したエンゼルスの大谷翔平(27)。球宴初登板で勝利投手になる、全米を驚かせた。打ってはシーズン前半で両リーグトップの33本塁打、投げては4勝をあげている。
異次元の活躍をする大谷。本誌は花巻東高(岩手県)や日本ハム新人時代の、貴重な「デビュー前」を抑えていた。初々しい秘蔵写真で、日米をせっけんする怪物の素顔を紹介したいーー。
転機となった高校3年

「大谷の原点は高校3年にあります。あの時、飛躍的に成長したからこそ、メジャーで活躍できる今がある。このまま進化し続け、メジャーの常識をどんどんくつがえしてほしい」
こう高校時代の知人が語る「原点」とは、なんだろうか。
「大谷は高校2年の夏に、左股関節を痛めたんです。それから翌年の春まで、まったく投球練習をしていません。ひたすら体力増強に努めていました。朝はどんぶり飯3杯、夜は7杯は食べていたかな。おかげで細かった身体は85kgまで増量。140kmそこそこだった球速は、150km以上出るようになったんです。
下半身が安定したため、制球力も各段にアップ。打撃練習では、『パキーン!』とエゲつない音を出して柵越えを連発するようになりました」(同前)
ライバル心も強かったようだ。特に同い年の大阪桐蔭のエース・藤浪晋太郎(現・阪神)は、強く意識していたという。別の知人が話す。
「普段はおっとりしているんですが、マウンドに上がると目の色が変わるんです。同じ長身の藤浪とは、同じ高校日本代表のメンバーでしたが良きライバルだったよです。常々『メジャーに行きたい』と言っていました。有言実行で大活躍する友人を、誇りに思います」
オールスターが終わり、いよいよ7月17日(日本時間)から後半戦が始まる。進化を続ける二刀流は、どんな規格外プレーで日米のファンを驚かせてくれるだろうか。





撮影:霜越春樹 荒川祐史