小山田圭吾だけじゃない…小沢健二の密会炎上が致命傷になる理由 | FRIDAYデジタル

小山田圭吾だけじゃない…小沢健二の密会炎上が致命傷になる理由

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行けつけだという東京・広尾のカフェで。50歳を過ぎても変わらぬオーラだ。20年11月撮影
行けつけだという東京・広尾のカフェで。50歳を過ぎても変わらぬオーラだ。20年11月撮影

東京五輪・開会式の楽曲を担当するコーネリアス・小山田圭吾(52)のいじめ問題が炎上している。過去に障害を持つ同級生をいじめていたことを、雑誌のインタビューで悪びれず語っており、「平和の祭典である五輪に関わるにはふさわしくない」という声が噴出。小山田は謝罪文をTwitterに投稿するなど、大騒動に発展し、五輪開幕直前の7月19日に辞任。大混乱となっている。

小山田といえば、“渋谷系”と呼ばれ90年代に一大カルチャーを築いたバンド、フリッパーズ・ギターの一員。その「相方」は、東大卒で両親が学者というインテリな経歴から、“渋谷系の王子様”と人気を博していたオザケンこと小沢健二(53)だ。

実は小山田のいじめ告白記事が掲載されたのは、25年以上も前の94年と95年のこと。当時は悪趣味な行為を一つの文化のように捉える傾向があったものの、さすがにこのいじめ告白はファンたちも問題視。そのためオザケン派だった女子たちは「オザケンファンで良かった!」と勢いが加速した…という現象も起こったほどだった。

奇しくもそのオザケンも、小山田に先んじて「炎上中」だ。理由は、23歳下のサブカルバンドのボーカル、PORIN(30)と密会・不倫疑惑が報じられたこと。そして今後の音楽活動においてだけ言うと、オザケンのほうが致命的かもしれない、と言われているのだ。

自分の曲のイントロに「マイケル・ジャクソン!」

その最大の理由は何かというと、それはオザケンが家族を前面に出して商売してきたことにあると言う。

「オザケンはたしかに90年代は大ブレイクしましたし、その後、長く表舞台から姿を消したこともあって伝説感が増しました。でもオザケンの音楽には、“サンプリング”と言って、誰かの曲の一部を流用し再構築して作られたものも多いんです。

クイズ番組に出演した彼が、自分の曲のイントロが流れたとき『マイケル・ジャクソンのBLACK or WHITE!』と自信満々に答えたことからも明らかです。ただ、この頃はまだまだ日本の音楽カルチャーの発展途上期だったので、この手法は多くのミュージシャンが採り入れていましたし、ある程度許されるものもありました。

とはいえ、そういう手法が得意な人でしたから、ゼロから良い楽曲を作る才能となると、やや疑問視されているんです。そのため、復帰第一作となるシングルこそ話題性もあってオリコン週間チャート2位までいきましたが、その後はヒット曲を出せていないのが実情です」(音楽ライター)

このままではファンが離れていってしまう……。そんなオザケンの、ファンを引きとめる大きな武器が、家族だったというのだ。

「オザケンの妻は、アメリカ人写真家のエリザベス・コールさん。現在2人の息子、凛音(りおん)君と天縫(あまぬ)君がいますが、まあ可愛い……。それゆえオザケンは息子の顔写真をアルバムのジャケ写に使ったり、インスタにも写真や動画をアップしまくるなど、家族推しに熱心だった。

オザケンのファンも彼の独特のオシャレさ、そして彼が前面に押し出している“素敵家族”にも惹かれてファンを続けていた。それが今回の密会と不倫疑惑ですからね。

しかも息子の顔写真を使ったアルバムには、不倫相手がコーラスで参加までしていた。これにはさすがに根強いファンたちもブチ切れたようで、『ガッカリした』と“小沢派終了宣言”をする人が増えています」

実際、ファン歴25年のある女性からは次のような声が聞かれた。

「オザケンは去年、ライブツアーをおこなう予定だったのですが、武道館の公演は緊急事態宣言で中止に。そのチケット代は、払い戻してもらうか、『毎日のアイテムセット』というオリジナルグッズの詰め合わせをもらうか、という選択肢がありました。私はチケット代を寄付する気持ちでグッズ詰め合わせを選んだんですけど、先日届いた詰め合わせセットの中には、息子の似顔絵イラストのステッカーと家族のポスターが入っていたんです。こんなに家族推ししておきながら不倫って……。

武道館以外の公演については、先日、振替日程が発表されたのですが、日程が合わない場合は払い戻し申請ができるんです。私は武道館以外にも、神戸や福岡の公演チケットも取っていて。密会報道が出るまでは何とかスケジュール調整して観に行こうと思っていましたが、今は、払い戻しを選ぼうと思っています。多分、同じように考えているファンは多いはず。キャンセル祭りになるんじゃないですかね」

かつては若者たちからあれほど熱狂的な支持を受けていた2人が、今や大ブーイングの嵐に遭っている。人生とは本当に分からないものだ……。

  • 取材・文奈々子

    愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない

  • 撮影足立百合

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