ゆきぽよ、水卜アナ、兼近…芸能人「タクシー移動の多忙な日常」
19年11月上旬、記者は都内でモデルでタレントのゆきぽよ(24、木村有希)をキャッチした。彼女の行動からは、テレビで見かけない日がない彼女の、忙しすぎる生活を垣間見ることができる。
この日の昼、初エッセイの出版を記念して報道陣から取材を受けたゆきぽよは、終了後、急いでタクシーに飛び乗った。都内のビル前で降車した彼女は、3時間ほどビル内で仕事を済ませる。夕方6時、再び別のタクシーに乗ると猛スピードでテレビ朝日へ。文字通り、息つく暇もない一日を送っていた。
芸能人は忙しい。特に売れっ子ともなれば、分刻みでスケジュールが埋まっている。電車やバスを使う余裕はない。移動で多く使われるのがタクシーだ。本誌が見かけた有名人とタクシーの、多忙でも充実した日常を紹介したいーー。
新婚生活を直撃!

――お疲れのところすみません、ご結婚おめでとうございます! 新婚生活はいかがですか?
本誌記者の問いかけに、微笑みを返したのはテレビ朝日(当時、現在はフリー)の竹内由恵アナ(35)だ。
竹内アナを直撃したのは、彼女が電撃的な結婚発表をした19年5月のこと。『報道ステーション』の放送を終えた竹内アナは突然のことに戸惑いながらも、すぐに状況を飲み込んで笑顔を見せる。その右手には、プレゼントとおぼしき花束も。彼女はそのまま本誌記者に会釈し、タクシーに乗り込んだ。
’08年に「ミス慶應」の看板を引っ提げてテレ朝に入社。彼女が生涯のパートナーとして選んだのは、同学年の医師だった。
「二人が付き合い始めたのは18年の8月頃。友人の紹介で知り合って意気投合、すぐに恋愛関係に発展したようです。相手の医師は俳優・山﨑賢人にも似ている、爽やかなルックス。交際が始まった当初から、竹内さんは『この人だ!』と運命を感じ、結婚を意識していたようです。
入籍は19年3月だったというから、交際8ヵ月というスピード婚ですね。よほど幸せなのでしょう、結婚発表後、竹内さんは祝福の声をかけられる度に『いやぁ〜』と照れたような顔を見せていました」(テレ朝関係者)
イケメンと深夜のホルモン焼き

日本テレビのエースアナ・水卜麻美(34)が、小室圭さん似のイケメンと一緒にタクシーをおりたのは14年1月の夜だった。向かった先は、東京・江東区の大衆的なホルモン焼き店。有名店なのだろう。深夜にもかかわらず、店内は客でごった返している。
「この日の水卜アナは、午前中から夜11時頃までぶっ通しで仕事をしていたようです。そりゃ、お腹ペコペコになりますよ。後日、ホルモン焼き各種だけでなく、シメのラーメンまで完食してしまったと笑っていました。一緒にいた男性ですか? 残念ながらカレシではありません。日テレの仲の良い報道記者ですよ」(日テレ関係者)
水卜アナが店を出る頃には、すでに明け方になっていた。一日の疲れを癒すためか、しばらくブラブラと街を散歩。帰途についたのは朝5時だった。
大好きなラーメンを食べる余裕もなし

20年2月の午後、代々木駅(東京・渋谷区)近くで記者の前に停車したタクシーから〝チャラ男〟系の男性が降りてきた。ピンクに染めた髪が目を引く。帽子にマスク姿で顔の露出が少なかったが、着ていたデニムの背中には、大きく『EXIT』のロゴが四段にプリントされていた。ブレイク中の人気芸人、『EXIT』兼近大樹(30)である。
「兼近は19年の『よしもと男前ランキング』で首位を獲得し、若い女性を中心に人気はうなぎ上りです。ハイテンションなトークと型破りなキャラが若者にウケています。趣味は読書。20歳の時に読んだ又吉直樹のエッセイ『第2図書係補佐』がキッカケでお笑いを目指すようになったとか。意外にも酒は飲まず、好物はラーメンです。吉本興業の超売れっ子の一人で忙しい生活を送り、大好きなラーメンを食べる余裕もないでしょう」(民放キー局社員)
有名人は多忙だ。休日どころか、眠る時間さえ満足に得られないこともある。タクシーでのわずかな移動時間は、芸能人にとって数少ないくつろぎのひと時なのかもしれない。






撮影:足立百合 高塚一郎 等々力純夫 西 圭介 西原 秀 山田宏次郎