ヤクザ界の重鎮2人・髙山清司と清田次郎が「ガッチリ握手」の背景 | FRIDAYデジタル

ヤクザ界の重鎮2人・髙山清司と清田次郎が「ガッチリ握手」の背景

神奈川県川崎市の繁華街にある関連事務所内で対面 表向きは「夏の挨拶」だが……

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クルマから降り立った高山若頭(左)は周囲には目もくれず、清田総裁(右)と握手
クルマから降り立った高山若頭(左)は周囲には目もくれず、清田総裁(右)と握手

JR川崎駅(神奈川県)から徒歩10分ほどの街中に指定暴力団『稲川会』の中核団体・山川一家の本部がある。

7月13日午前中、この近寄りがたい厳(いか)めしいビルにワンボックスカーなど計4台が連なって到着。そして、クルマから六代目山口組の高山清司若頭(73)が現れた。

高山若頭は出迎えた稲川会の清田次郎総裁と約8秒もガッチリと握手。二人はそのまま建物内へと移動していった。

「高山若頭が清田総裁に『夏の挨拶』をするために来訪したんです。六代目山口組を代表してではなく、あくまでも個人の立場でいらした。そのため六本木にある稲川会の総本部ではなく、清田総裁の出身母体の山川一家が会場となりました。自宅に来ていただいたことと同じ意味合いになるんです」(稲川会関係者)

大物同士の会談は、約1時間30分。酒ナシで昼食をともにしたという。清田総裁に見送られて、高山若頭はにこやかな表情でクルマに乗り込み、帰途についた。

「単なる挨拶ではなく、両団体の強固な関係を内外にアピールする目的があったと言えます。武闘派路線を継承する住吉会への牽制にもなりました。東京五輪後、高山若頭がヤクザ社会の再統一に向けて動き出すであろうことは衆目の一致するところ。水面下で着々と準備を進めているのでしょう」(全国紙社会部担当記者)

二人の笑顔は怖いほど穏やかだった。

帰り際、高山若頭の耳元で話しかける清田総裁。周囲は杖をついて階段を下りる高山若頭の足元を気にしていた
帰り際、高山若頭の耳元で話しかける清田総裁。周囲は杖をついて階段を下りる高山若頭の足元を気にしていた

『FRIDAY』2021年7月30日・8月6日号より

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