「夫・原田龍二の浮気に、私はこう復讐する」原田愛の告白 | FRIDAYデジタル

「夫・原田龍二の浮気に、私はこう復讐する」原田愛の告白

世間を騒がせた不倫スクープから、「ポストおしどり夫婦」へ

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撮影:加藤誠
撮影:加藤誠

『大麦若葉』のCMや、『しゃべくり007』(日本テレビ系)の夫婦共演がきっかけで、注目を浴びている原田愛。夫の原田龍二は2年前、週刊誌に不倫をすっぱ抜かれた。しかし彼女は離婚せず、今や原田夫妻は“ポストおしどり夫婦”と言われている。スキャンダルが起きた当時の、そしていまの心境について、赤裸々に明かした――。

二人が出会ったのは、1992年のドラマ『キライじゃないぜ』(TBS系)だった。

「お互い生徒役だったんですが、学園ドラマなのでクラスメイト役のみんなとワイワイ楽しくやっているうちに、仲良くなっていって。ドラマが終わる寸前くらいから、おつきあいが始まりました。

当時の主人は埼玉の実家に住んでいたし、私は実家が茅ヶ崎で、二人とも東京から離れていたこともあり、お互いの地元で普通にデートしていましたね。人気アイドルみたいに“段ボールの中に入って宅配便の荷物を装い、相手の部屋に行く”みたいなことは、全然なかったです(笑)」

原田龍二の浮気は、結婚前から繰り返されていた。

「最初はつきあって3年目……まさに歌のごとく『3年目の浮気』でした(笑)。そのころの主人は都内でひとり暮らしを始めていたのですが、何か怪しいんですよね。“地元に帰って来たら?”と彼に言われて、おかしさを感じながらも一度帰り、夜中に戻ったところ、合鍵を使ってもチェーンでドアが開かないんです(笑)。ドアの隙間から女性ものの靴が見えたんですが、その場はうまく言いくるめられちゃいました。

それからも何度か浮気をされて、そのたびに“別れようかな”と思いましたよ、もちろん(笑)。でも謝られると許してしまい、結局よりを戻していました」

撮影:加藤誠
撮影:加藤誠
撮影:加藤誠
撮影:加藤誠

そして2001年、二人は結婚する。こういう相手と結婚する場合、普通なら「もう絶対に浮気しないでね」と約束するのでは……。

「主人の仕事は俳優で、綺麗な女優さんがいつも周りにいると思うと、そんな約束はできないですよ(笑)。結婚の段階で、“この人は今後、私しか見ないはず”という思いはなかったです」

ところが2019年にスクープされた浮気相手は、女優ではなくファンの女性だった。

「ファンの方に手を出すなんて、“ダッサー、かっこ悪ぅ”と思いましたよ(笑)。私が知ったのは、主人が家の前で記者に直撃された日です。買い物に出かけていたのですが、彼から電話がかかってきて。取ると、7歳の子供のように“ごめんなさい……”しか言いません。今すぐ帰って来てほしいと言うので、“何をやったんだろう”とドキドキしながら帰りました。

帰宅して詳細を聞き、主人はとにかく謝りっぱなし。私はまず“原田、アウト!”と言いました。そして“しばらく家を出てください”と伝えると、彼は荷物をまとめて出て行きました。その日から毎日、“お願いですから家に帰らせてください”と懇願されましたが、“ダメです”と断って(笑)。

というのもちょうど、子供が試験の時期だったんですよね。試験結果に影響が出たら、困るから。ただずっと隠しているのも無理ですし、雑誌が発売される前には子供たちに伝えました。娘は固まり、息子が泣いていたことを覚えています。試験結果はよくも悪くもなく、影響はなかったようでした(笑)」

家族の雰囲気が戻ったのは、報道から一ヵ月後だったという。

「一ヵ月くらい、原田は落ち込んでいました。当時はよく“散歩に行こう”と誘われて、“えっ、散歩?”と思いながら、二人で歩いたり。散歩は今でもたまにしていて、最近の彼は『しゃべくり007』で披露したホーミー(低い声と甲高い声を同時に出す、モンゴルの伝統的な歌唱法)を河原でしています(笑)。あの時期はすごく優しくて、“この優しさが一生続けばいいのに”と思いましたが、一ヵ月くらいでスーッと消えていきましたね(笑)」

撮影:加藤誠
撮影:加藤誠
撮影:加藤誠
撮影:加藤誠

しかし今や、「ポストおしどり夫婦」との呼び声も高い。

「仲は悪くないですけど、それほど仲良しでもないですよ(笑)。でも確かに、普通に二人でいられますね。俳優って結構、家にいることも多いんです。在宅時の主人はトレーニングをしたり、スマホやテレビを見たり、本を読んだり、ホーミーしたりしています(笑)」

不倫後なかなか復帰できない芸能人も多い中、原田龍二は世間から許されているように見える。その要因は、彼女の存在が大きいのかもしれない。原田の人気企画“座敷わらし調査”が止まった『世界の何だコレ!?ミステリー』(フジテレビ系)では、「視聴者の皆様、関係者の皆様、申し訳ございませんでした。お許しをいただけるのなら、今一度主人にチャンスを与えていただけませんでしょうか?」と直筆で手紙を書き、夫を守った。

「“僕にはその資格がない”と主人は言っていましたが、あのコーナーは我が家一同好きだったので、なんとかもう一度やってもらいたかったんですよね。

それと私、母がバツ2なんです。だから離婚の大変さが、身に染みていて。離婚せず私が嫌な気持ちになるのと、離婚したあとの子供たちのつらさを比べたら、私のほうが耐えられる気がします。本当に夫婦仲が悪いなら、その状態で子育てするのも悪影響ですし、離婚したほうがいいと思うんですよ。

でも私は……確かに彼からは嫌なことをされましたけど、好きな部分もありますしね。なにしろ、面白い人ですから。それこそホーミーにしたって、普通は“何をしてるんだろう”と思うんでしょうけど、私は『しゃべくり007』で自分もやっちゃったし、番組が終わったあとに“ホーミーを練習しようかな”と思っているくらいなので(笑)」

撮影:加藤誠
撮影:加藤誠

「だからと言って許したわけではないし、何なら一生許しません」と原田愛は語り、「こうして取材を受けているのも、復讐のひとつなのかも」と笑う。それでも彼女は、切り替えていく。

「ずっと人を恨んだり憎んだりしていると、病気になっちゃいそうじゃないですか。だから気持ちを切り替えて、その上で“まだ一緒にいたいな”という思いが強かったから、別れないと決めました。

気持ちの切り替えは、睡眠で図るかな。大事なのは“長時間眠る”とかじゃなく、いつも通りに起きて、ごはん作って、洗濯して掃除してと、普段の生活を怠らないこと。怠ると悩みにハマっちゃいますから、考え込む時間を作らない。

それと、趣味を作っておくのも大切ですね。私の趣味はキルトなんですけど、嫌なことを考えながら作ると、それが作品に反映されちゃうんです。だから“こんなことしたいな”“あれを食べたいな”といいことだけ考えたり、好きな音楽を聴きながら作ります。好きなことを追求して、悪いことや嫌なことは考えないほうがいい。“忘れる力”って、大事だと思うんですよ」

共演している夫婦の姿は、見ている人を笑顔にする。不思議なことも変わったことも、二人で楽しんでいることが伝わってくるからだ。そんな原田夫妻が名実ともに「おしどり夫婦」と言われる日は、そう遠くないだろう。

撮影:加藤誠
撮影:加藤誠

原田愛(はらだ・あい)

1973年6月16日生まれ。神奈川県出身。
2001年、俳優の原田龍二と結婚。
義弟は俳優の本宮泰風、義妹はタレントの松本明子。
1992年のドラマ『キライじゃないぜ』に鎌江愛として出演し、原田と共演。
今年、『大麦若葉』(山本漢方製薬株式会社)のCMで、葯30年ぶりに夫婦として共演を果たす。

撮影:加藤誠
取材・文:篠崎美緒
構成:SUPER MIX

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