予約殺到!「デリバリーお化け屋敷」のヤバすぎる中身…!
今夏の最新サービスをレポー FRIDAY記者とグラドル・由良朱合が大絶叫 血まみれの救急車が日本全国どこでもやってくる
巷では『デリバリーお化け屋敷 絶叫救急車』が話題だ。『株式会社怖がらせ隊』が企画する、最新ホラーコンテンツで、その最大の特徴はお化け屋敷を丸ごと自宅まで配達してくれる点にある。電話一本で日本全国どこにでも血まみれ救急車が駆け付けてくれ、その車内で数々の恐怖体験ができるのだ。
このお化け屋敷は、最先端のオーディオ機器で録音された音声の視聴をメインとした仕掛けになっている。完全非接触で楽しめることもあり、一回15分で1万2000円(東京23区外要相談)と高額だが、コロナ禍における新たな娯楽として、人気を集めている。
そこで本誌も早速デリバリー。グラドルの由良朱合(ゆらあかり)ちゃんと、”最恐体験”を味わい尽くした。
6月末のとある夜、待ち合わせ場所に1台の不気味な救急車がやってきた。血の手形と赤さびだらけの車内から、手術着の男が降りて来る。瞳孔が開いた目で、こちらを一瞥(いちべつ)するとこう言った。
「こんばんは……車内へどうぞ……」
恐る恐る救急車に乗り込むと、朱合ちゃんがポツリとつぶやく。
「リアルすぎ。もう帰りたいよう……」
車内に入ると、ツンと鼻をつく医薬品の臭いがする。まるで本物の病院にいるような臨場感だ。ドアが閉められると中は真っ暗闇。特製のヘッドホンを装着すると、アトラクションはスタートした。
舞台は深夜の病院。人殺しに快感を覚えた医者が起こした惨劇を被害者の一人になって体験するという設定だ。
「キャッ! 何これ……怖い(泣)」
殺人鬼と化した医者にハサミで耳を切り取られるシーンでは生々しい切断音に思わず悲鳴を上げる朱合ちゃん。さらに、クライマックスに向け畳みかけるような展開に阿鼻叫喚の車内。絶叫がこだまする中、アトラクションは終了した。
「臨場感もすごかったんですけど、演技力やお話の展開、仕掛けがすごすぎました。味覚以外のすべての感覚が刺激されたし、真っ暗な密室っていうのも新鮮ですっごくすっごく怖かったです!」
と、朱合ちゃんも大満足だ。
『株式会社怖がらせ隊』ディレクター・小野大地氏はこう語る。
「コロナ前から、病院を舞台にした作品をやりたいという話はあったんです。たまたま5月に知り合いからハイエースを譲り受け、プロデューサーの岩名謙太が『絶叫救急車やるか!』と。製作費は200万円、製作期間1ヵ月で完成しました。常に安全運転なんですが、この見た目なので、たまに警察の方に窓をノックされて職質されることもあります(笑)」
超本格恐怖体験を堪能してみてはいかがだろうか。
『FRIDAY』2021年7月30日・8月6日号より
- 撮影:會田園