コア視聴率重視がドラマを「イケメンパラダイス」化させる深い背景 | FRIDAYデジタル

コア視聴率重視がドラマを「イケメンパラダイス」化させる深い背景

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7月期ドラマ『プロミス・シンデレラ』(TBS系)の撮影に臨む眞栄田郷敦(右)。二階堂ふみ、岩田剛典(32)ら錚々たるメンバーの中でも存在感を放つ

都内のさまざまな坂を数多の美女が全力で駆け上がってきたテレビ朝日の名物番組『全力坂』。7月1日から、男性版企画の『第1・第3木曜日はイケメンが走る坂!』がスタートした。

「売り出し中の女優やアイドルたちが息を切らしながら走る姿がセクシーで人気がありました。過去に特番で木村拓哉(48)や草彅剛(47)らが走ったことはありましたが、男性版のレギュラー放送が決まるとは、時代が変わりましたね。この大胆な決断の背景にはコア視聴率があります」(テレビ朝日関係者)

コア視聴率とはコア層と呼ばれる13~49歳の男女の視聴率だ。昨今では各局がコア視聴率を意識した番組作りをしていることは、本誌でも何度も紹介した。

「これまでは世帯単位の視聴率が評価されてきたため、主な視聴者である中高年に支持されるベテランやビッグネームを意識してキャスティングしてきました。コア視聴率が導入されてからは、いかに若い世代、とくに女性にウケるかが大事になった。だから各局、イケメンの起用に積極的なんですよ。連ドラでも旬な若手俳優をメインキャストにブッキングするよう、上層部から指示が出ているといいます」(広告代理店関係者)

7月スタートのドラマを見ても、中島健人(27)主演の『彼女はキレイだった』(フジテレビ系)には、昨年テレビ東京で放送された『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(通称・チェリまほ)で人気急上昇中の赤楚(あかそ)衛二(27)が起用されている。『プロミス・シンデレラ』(TBS系)では二階堂ふみ(26)の相手役を眞栄田郷敦(ごうどん)(21)が務めている。

「赤楚はまだまだ一般的な知名度は低いですが、『チェリまほ』は、深夜帯のドラマながら昨年12月度のギャラクシー賞テレビ部門月間賞を受賞。田中圭(37)や林遣都(けんと)(30)がブレイクした『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)のように、同ドラマには熱心なファンが多数ついていて、ブレイクは確実だと言われている注目株です。

郷敦は兄・新田真剣佑(まっけんゆう)(24)顔負けのイケメンで若い世代から絶大な支持を得ています。スポンサーはコア視聴率に加えて、SNSでトレンド入りするかどうかも熱心に見ている。話題になった俳優はすぐ、スケジュールの争奪戦になります」(キー局プロデューサー)

若い視聴者を取り込むとなると、若手女優の起用も大事になってきそうだが、なぜイケメンの抜擢が目立つのか。「ファンが求めるものが違うからでしょう」と芸能プロ幹部は分析する。

「若手女優やアイドルのファンは清純さを求める傾向が強い。”推し”が恋愛ドラマに出ると嫌がるんですよ(笑)。一方、女性ファンは推しのラブシーンに寛容。シャワーシーンなどセクシー要素はむしろ喜ばれたりします。アクションもイケメンならサマになるので、安定した数字が見込める刑事モノでも使いやすい。イケメンのほうが幅広く起用できるというわけです。

また、男性ファンは目移りしやすく、どんどん別の若い女優やアイドルに流れていく傾向がありますが、女性ファンは一度ファンになれば長期的に応援してくれる。DVDやグッズなど、放送外収入も見込めるのです」

令和のテレビ業界がイケメンだらけになる日も近い?

『FRIDAY』2021年7月30日・8月6日号より

  • 撮影近藤裕介

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