錦戸&小峠は一人で、水トアナは男性と…芸能人「くつろぎランチ」
19年5月の午後。東京・恵比寿のガソリンスタンドで、アメ車に給油する男を見かけた。お笑いコンビ『バイきんぐ』の小峠英二(45)だ。
このアメ車をよほど大事にしているのだろう。隅から隅まで丁寧に拭いている。給油が終わると、ハンドルを握って近くの庶民的な中華料理店へ。その間、愛車は路上に停めたまま。最初はカウンターに座ったものの、やはり愛車のことが気になったのか、外が見えるテーブル席に移動。愛車をじーっと見つめながら昼食のチャーハンを頬張ったーー。
芸能人は、忙しい中、時間をみつけてランチをとっている。時に友人と、時にお一人で、時に撮影の合間に……。『FRIDAY』は、たびたび有名人たちの昼食現場を目撃してきた。彼ら、彼女たちの、くつろぎのひと時をご紹介したい。
日テレのエースアナ同士が優雅に……

東京・銀座の有名フレンチで、ランチやカフェタイムを楽しむマドモアゼルたちに交じり見なれた顔の女性が。日本テレビの水卜麻美アナ(34)だ。男性と、優雅にスパークリングワインで乾杯していた。19年6月のことである
水卜アナは「好きな女子アナランキング」でここ数年、1位に君臨している絶対女王。だが、メガネやキャップで変装することもなく、バゲットをパクついている。そして、そんな飾らない彼女を愛おしそうに見つめているイケメン。こちらも日テレを代表する人気アナ、桝太一アナ(39)だ。
水卜アナ「●●って来週だっけ?」
桝アナ「たしかそうだったと思いますよ」
後輩に敬語を使うジェントルな桝アナ。
人気アナだけに、プロデューサーから仕事のオファーがガンガン届いているのか、水卜アナはちょくちょくスマホを開いては何やら打ち込んでいる。せわしない彼女を見守りながら、静かにグラスに口をつける桝アナ。
マシンガントークなどなくても、沈黙の時が流れても、少しも気まずくならないあたりに、二人の歴史を感じる。
たっぷり1時間以上かけてランチを楽しみ、お会計タイム。当然、先輩の桝アナが支払うのかと思いきや、水卜アナがクレジットカードを店員に差し出した。
「(領収書を)切ってくださいよ」
と笑う桝アナに、水卜アナは一言。
「私、切らないんだよ」
さすがです!
牛丼チェーン店の超大物アイドル

ガツガツ、ムシャムシャ! 何ともいい食いっぷりだ。
18年12月の昼過ぎ。スーツ姿のサラリーマンで溢れる都内の牛丼チェーン店で、勢いよく牛丼を掻き込む男性がいた。当時『関ジャニ∞』に所属していた、錦戸亮(36)である。
チェスターコートに黒いパンツでビシッとキメた錦戸は、近くのコインパーキングに停めたミニバンから颯爽と降りると、迷うことなく牛丼屋へ。変装もせず、カウンター席に腰を下ろすと、慣れた様子で牛丼と味噌汁を注文。背中を丸め、左手にスマホを持ちながら右手で味噌汁をすする。10分ほどで牛丼を完食し、満足げな表情で店を後にした。
店内のサラリーマンも、カウンターにいるのが全国5大ドームを超満員にさせるアイドルだとは、夢にも思わないのだろう。錦戸にまったく気づかない様子だった。

コスパ抜群かつ味も本格的なことで知られる東京・本郷の立ち食いうどん店。昼食時には、サラリーマンたちが列をなすほどの人気店だ。
20年11月のとある日。午後3時を回っているというのに、店には入店を待つ人がいた。その中に、スラリとした小顔の美女が。タレントの佐藤栞里(30)ではないか!
スタッフらしき女性二人とともに場所が空くのを待っている佐藤。ロケではなくプライベートで食べに来ているようだ。実は佐藤は、「立ち食い店」が大好きなのだという。
「子どもの頃に父親に連れて行ってもらったことで立ち食いに出会い、今も週4回ペースで通っているとか。そばだけでなく、寿司などさまざまな立ち食い店に行っているそうです」(民放キー局社員)
場所が空き、カウンターに着くと身体を前傾させてモクモクとうどんをすする佐藤。アッという間に食べ終え、満足そうに店を後にしたのだった。
分刻みのスケジュールをこなす芸能人にとって、ランチタイムは貴重なくつろぎの時。食事をする表情からは、普段はうかがえない安堵感がただよってくる。





撮影:足立百合 島 颯太 高塚一郎 西原 秀