オールスター後が心配だけど…大谷翔平「本塁打王」は可能か | FRIDAYデジタル

オールスター後が心配だけど…大谷翔平「本塁打王」は可能か

ショータイムはまだまだこれから 元メジャー最多勝投手&現地記者も太鼓判 ここまでホームラン33本の量産態勢 後半戦は、打者に有利な条件に

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通算216勝、2度の最多勝、「マウンドの鬼」の愛称で知られた元ボストン・レッドソックスのカート・シリング氏は、大谷翔平(27)をこう絶賛する。

13日のホームランダービーでは1回戦敗退となったが会場は大歓声。現地ファンからの注目度も抜群だ

「ピッチャーとしては通算324勝のノーラン・ライアン、バッターとしては4度の本塁打王を獲得したケン・グリフィ・Jrに匹敵する才能を持っている。このままの水準を維持できたら、大谷はベースボールの歴史を変えてしまうよ。

アメリカでは大谷を『日本のベーブ・ルース』と呼ぶ向きもあったが、それは間違いだ。彼は『Shohei Ohtani』という新たな伝説なんだ。私がキャリアの絶頂期にあったときでも、大谷にはホームランを打たれるだろうね」

投手として4勝1敗、打者として33本の本塁打という凄まじい成績で、大谷はシーズン前半戦を終えた。7月13日のホームランダービーでは惜しくも1回戦敗退となったが、翌日からのオールスターゲームには、史上初の二刀流での出場を果たし観客を沸かせた。

今シーズンの大谷が本塁打をどこまで伸ばすかは、日本のみならず世界の注目を集めている。前出のシリング氏は「シーズン60本? そんなものはイージーだ。バリー・ボンズの持つ73本のメジャー記録を脅かすことになるかもしれない」と太鼓判を押す。実は後半戦では、打者・大谷にとって有利な「3つの条件」もあるという。メジャーに精通するスポーツライターの友成那智氏が解説する。

「1つ目は、投手の失投が多くなっていることです。その傾向はとくにストレート系のボールに顕著に見られる」

失投が増加した背景にあるのは、6月21日から投手の粘着物質の使用が事実上の禁止となったことだ。メジャーでは暗黙の了解となっていた「スパイダータック」と呼ばれる滑り止めが厳罰化され、投手が試合中に抜き打ちで審判団からボディチェックを受ける場面もたびたび見られるようになった。

友成氏が続ける。

「2つ目の条件は、大谷が所属するエンゼルスの本拠地であるアナハイムにあります。夏場は気温が上がり、雨の降らない乾燥した日が続く。この気候によって飛距離が伸びやすくなります。

3つ目は、後半戦の対戦チームです。シーズン前半戦、さすがの大谷もベテランの好投手からはあまりホームランを打てませんでした。アスレチックス、ドジャース、ジャイアンツといったチームのローテーション投手たちですね。しかし後半戦では、ツインズやロッキーズ、レンジャーズとの対戦が多くなっている。とくにチーム防御率4.45と低迷するレンジャーズとは10試合以上対戦があります。これらのチームは投手陣が薄いため、数字を伸ばすチャンスです」

心配なのはケガだけだが、今季の大谷はその点も十分に対策をしているという。

「2月のキャンプ時点で、昨年より7㎏も体重を増加させていた。無理やりに筋肉量を増やしたというより、身体の芯が太く強くなったような印象でした。また大谷は、ケガのリスクを軽減するために下半身の土台作りにも取り組んでいます。徹底的に行っているのはジャンプやスプリントといった種目です。あれだけ才能豊かにもかかわらず、誰よりも練習熱心。黙々とトレーニングを積む姿はチーム内でも尊敬を集めています」(エンゼルス地元紙記者)

前半戦はあくまで伝説の序章。ショータイムはこれから始まる。

14日に開催されたオールスターゲームには先発投手として出場。メジャー史上初の二刀流での選出となった
オールスター前のメディアの取材。英語も日に日に上達しているようだ

『FRIDAY』2021年7月30日・8月6日号より

 

  • PHOTOUSA TODAY Sports/ロイター/アフロ AP/アフロ

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