村上茉愛「57年ぶりのメダル」を目指した元・天才少女の奮闘 | FRIDAYデジタル

村上茉愛「57年ぶりのメダル」を目指した元・天才少女の奮闘

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7月27日に行われた団体決勝では惜しくも5位に終わったが大健闘した体操女子メンバー(写真:JMPA)

「昨日の時点では、試合出るのもどうかなと思うぐらいだった……。東京のために体操をやってきて、そんなことであきらめたくないと思いました」

7月29日に行われた女子個人総合決勝で5位となった村上茉愛(23)は、演技後に悔しそうに語った。日本体操女子が57年ぶりに狙ったメダル獲得。悲願達成はならなかったが、村上は2日前の団体決勝で痛めた右ヒジをものともせず見事に演じきった。キャプテンの村上をはじめ、世界の強豪相手に大健闘した平岩優奈(22)、杉原愛子(21)、畠田瞳(20)の女子体操メンバー……。4人のアスリートの活躍を、写真で振り返りたい。

メンタルを鍛えた「女優活動」

段違い平行棒での村上の演技(写真:JMPA)

「満足したくないけど、全力を出し切った」

7月27日の団体で5位に終わり、村上はこう言って涙を流した。エースとして体操女子を牽引する村上だが、決して順風な選手人生を送ってきたわけではない。初めて挫折を味わったのは13年の世界選手権。天才少女と呼ばれ同大会初出場ながら優勝を目指すも、結果は4位だった。

「彼女なりに会心の演技をしたんですが、それでもメダルに届かなかった。この時、初めて世界の中での自分の実力を知ったと思います。日本ではトップでも、海外にはレベルが上の選手がたくさんいるんだと」 (スポーツ紙記者)

村上は、目標がまだまだ遠くにあることを実感する。モチベーションが下がり、気持ちが落ち込んだ。さらに、逆境が襲う。 当時、村上が通っていた「池谷幸雄体操倶楽部」代表の池谷幸雄氏は、『FRIDAYデジタル』の取材にこう語っている。

「思春期を迎え、体重が増えるようになったんです。身体が重くなれば動きが鈍り、ケガにもつながる。本人も悩んでいましたね。体操の練習は控えめにし、体重を落とすためにひたすら体育館の周辺を走り汗をかかせていました」 

14年の世界選手権では代表に選ばれたものの、結果は予選落ち。15年の同選手権では、代表メンバーからも漏れてしまう。 それでも、村上の心は折れなかった。自分の甘さを見つめなおし、練習を重ね、徐々に調子を取り戻す。メンタルを支えた要因の一つが、芸能活動だという。池谷氏の言葉だ。

「私自身がタレントとしてテレビ出演しているので、茉愛にも芸能活動するよう小学生時代に勧めたんです。女優として身につけた表現力は、体操選手にもプラスになりますからね。またテレビカメラや大勢の前で演技すれば、プレッシャーに慣れ度胸がつきます。だから茉愛は、 インタビューで物怖じせずハキハキ答えられる。本番でも動じない。逆境でもヘコたれないメンタルは、芸能人としての活動で鍛えられたんです」 

圧巻の演技で、国内外のファンを魅了した村上。メダル獲得への挑戦は続く。

ゆかの杉原(写真:JMPA)
平均台での平岩(写真:JMPA)
平均台の村上(写真:JMPA)
笑顔で演技を終えた平岩(写真:JMPA)
試合前に演技を再確認する村上(写真:JMPA)
試合後には選手4人で自撮り撮影(写真:JMPA)
  • 写真JMPA

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