石井監督は「考え甘い」と苦言…楽天オコエを奮起させた意外な人物 | FRIDAYデジタル

石井監督は「考え甘い」と苦言…楽天オコエを奮起させた意外な人物

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奇抜な言動で周囲を驚かせることも多いオコエ。尊敬する選手は「ウサイン・ボルト」だとか

五輪真っただ中ということもあるとおもうが、最近、楽天のオコエ瑠偉(23)の名前をあまり聞かない。どうしているのか、取材してみるとーー。

今年2月に左手関節の手術を受けたオコエは、試合に出られない時期が長く続いていた。15年にドラフト1位指名を受けた甲子園のスターも、満足な結果を残せないまま6年目。年々出場機会が減り、チーム内の存在感は薄くなる一方だったが……。

「現在はケガも完治し、首脳陣へ猛アピールしていますよ。6月30日に実戦復帰してからは、2軍で打率3割半ばの成績を残しています。7月24日に今季1軍初合流すると、東京五輪・日本代表との強化試合で大活躍。昨年の新人王・広島の森下暢仁から2塁打をはなつと、暴投で3塁に進塁。次打者のフライで、俊足をいかし本塁へ生還しました」(球団関係者)

久しぶりに躍動したオコエ。試合後のインタビューでは、報道陣へ謙虚に語った。

「去年は正直、そんなに野球をしていなかったんで……。精神的にちょっと参っていました。(ネット上の)ネガティブなコメントとかを気にし過ぎていたと思います。気持ちの面でダメダメだった。今年はしっかりと、自分の精神面と向き合っている。考えが変わって、自分は自分だと思いやっています」

「親知らずが痛い」

遠投120mの強肩に2.0以上の視力、50m走5秒96、スイングスピード157km……。オコエの身体能力の高さは、誰もが認めるところだろう。プロで結果が出ないのは、本人の言葉どおり精神的な要因が大きかった。

「毎年のように『順調すぎるぐらい順調に成長している』と自分を肯定する一方、コーチや監督から注意を受けるとフテ腐れてしまう。気持ちにムラがあるんですよ。

16年オフに台湾で行われた『アジア・ウィンター・リーグ』では、『親知らずが痛い』という理由で途中帰国。翌年のメキシコ『ウィンターリーグ』でも、出場初戦で3打席連続三振を喫し途中交代させられると、『何もかも(想定と)違っていた』と予定より早く日本に帰ってしまったんです。首脳陣は、もう少し我慢強く野球に集中してほしいと考えていたでしょう」(スポーツ紙担当記者)

楽天の石井一久GM兼監督は、昨年末オコエが契約更改した直後に、こう苦言をていしている。

「考えが甘い。がんばってほしいというより、そろそろ出てこないと彼自身の野球人生が苦しくなる。ここが正念場。自己評価が少し高い感じがする。もう一皮むけないと。チャンスを与えて『ハイどうぞ』、という訳にはいかない」

自己評価の高さから、オコエは素直の気持ちを失っていたのだろうか。だが今季は意識を改革。前述のとおり謙虚な態度で、覚醒のきざしを見せている。背景には、意外な人物の存在があるという。

「女子バスケットボールの日本代表として、東京五輪に出場する妹の桃仁花(もにか)です。桃仁花は、日本で数十例しかない『白線ヘルニア』という難病を克服し代表入りしています。闘病中も前向きで、弱音をほとんど吐かなかったとか。本番へ向け、トレーニングもストイックに続けているそうです。

オコエは、彼女の姿勢に触発されたのでしょう。妹ががんばっているのに、兄のオレは試合にも出られず何をやっているんだと。桃仁花も兄を励ますためか、五輪開会式の動画を送るなど、頻繁に連絡をとり合っているそうです」(同前)

妹が出場する東京五輪が終われば、次は兄が1軍の公式戦で活躍する番だ。オコエが正念場を迎える。

  • 写真共同通信社

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