くまモンが「自力」で変色!?藍色くまモンが贈る「すごいエール」 | FRIDAYデジタル

くまモンが「自力」で変色!?藍色くまモンが贈る「すごいエール」

数日前から「匂わせツイート」があった。「じゃぱんぶるー」のくまモンを現地取材

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あれ?くまモンの色が違う…目の錯覚? 光の加減?

7月24日、熊本県人吉市のイベントに登場したくまモンを見て、誰もが目をこすり戸惑った。真っ赤なほっぺに魅惑の黒ボディだったくまモンが、なんと全身「藍色」に変わっていたのだ。

7月24日。突然藍色になって登場したくまモンに、人々は…。世界中から愛されるくまモン「変色」の理由を探る ©2010 熊本県くまモン 撮影:亀山早苗

くまモンが藍色になったわけ

くまモンはかねてより、さまざまな人たちに心を寄せてきた。思い返せば2011年東日本大震災のときも、5年前の熊本地震のときも。他にも台風などの自然災害があれば、いつも「みなさんが心配だモン」とツイッターで発信。その地域の方角を向いて、祈るようにつぶやいていた。

人吉でおこなわれた今回のイベントは、昨年の豪雨災害を受けた『くまモンのみんなサンくまプロジェクト~人吉・球磨は元気だモン♪~』。22日から25日の4日間、くまモンはすべてのイベントをプロデュースしていた。

じつはくまモンは、スポーツへの造詣も深い。これまで熊本でおこなわれた女子ハンドボール世界選手権やラグビーワールドカップのときも先頭に立って応援してきた。

7月27日、日本サッカー協会から贈呈された代表ユニフォームを着て サッカー女子予選リーグ日本VSチリ戦の応援のため宮城スタジアムへ

そんなくまモンに異変が起こったのは、7月23日。オリンピックの開会式を見ているときだった。アスリートはもちろん、被災して今なおがんばっている全国の人たち、医療従事者のみなさん、さまざまな人たちへ思いを巡らせているうち、開会式と同時に、ボディが藍色に変化していったのだという。

なぜ藍色だったのか。海外でこの色は「ジャパンブルー」といわれ、日本を象徴する色のひとつで「勝ち色」でもある。サッカー日本代表のユニフォームは「サムライブルー」だ。そんな日本の伝統色だからこそ、くまモンのボディは藍色になったのではないか、という推測が噂されている。

勝ち色…、そういえば「勝ちくま(勝ち馬)に乗る」という言葉もあった。

別の説もある。「くまモンの体に常に充満している『ハッピー&サプライズ』の精神が、開幕式が始まったと同時にはじけて、表面に溶け出した」というものだ。

実際、何がどうしてこうなったのか、くまモン本人も「びっくま(びっくり)」というのが正直なところらしい。

「くまモンが青いー」

最初は藍色くまモンに違和感をもった人もいたようだ。

「変身する動画を観たけど、てっきりCGだと思っていた」(30代男性)

「炎天下で色が褪せたのかと思った」(40代女性)

とはいえ、実際に見るときれいな藍色で、すぐに人々の目になじんでいった。

「涼しげでいい」(50代女性)

「たまには変色するのも魅力的」(40代女性)

「おもしろくていい。今度はレインボーなんていうのもありかも」(40代男性)

そして地元の子どもたちからは、キャアキャア笑い声が飛んでいた。

「くまモンが青いー」

くまモン変色の予兆はあった

しかし、くまモンが藍色になる予兆はあった。ヒントがくまモンのツイッターにあるという噂を聞いて検証してみた。

(https://twitter.com/55_kumamon

17日から23日までのくまモンの「おやくまツイート」(毎晩、寝る前にツイッターで挨拶している)を見ると、四角いパズルのようなものが写真内に見える。縦読みで日を追って読んでいくと「じ」「や」「ぱ」「ん」「ぶ」「る」「-」、ジャパンブルーとなる。なるほど、これは神の啓示だったのかもしれない。くまモンは藍色になるべくしてなったのだろう。

くまモンがいつまで藍色になっているのかは、まだ誰にもわからない。ただ、藍色くまモンは、以前にも増して大活躍している。

今回の人吉・球磨のイベントでは、人吉市内のさまざまな場所に出没。復興マルシェでステージをこなしたかと思うと、次は球磨川下りの船着き場としてリニューアルされた「HASSENBA」にトゥクトゥクで登場。ホールでは熊本出身の作詞・作曲家である犬童球渓氏が作詞した『旅愁』のSP判を手回しの蓄音機で聞く試聴会も開催された。最終日のミュージックフェスティバルでは、地元人吉の小学生、中学生、高校生などとコラボ。くまモンはなんと華麗にスティックを操って見事なドラマーぶりを見せてくれた。すべてくまモンが人吉・球磨を応援するために企画から考えた4日間のイベントは、大盛況だった。

熊本・人吉でのイベント「くまモン・ミュージックフェスティバル」ではさまざまな楽器に挑戦

イベント終わりと同時に黒に戻るのではという噂もあったが、30日現在、くまモンは藍色のまま。これはこれできれいだし、「夏の間はこのままでもいいのかも」という声まで出ているという。

くまモンが熊本県に現れて11年。キャラクター認知度・好感度ともにトップを走り続けてきた。コロナ禍で活動は制限されてしまっているが、それでも「自分にできることは何か」を常に考えてくまモンはがんばってきた。それはこれからも変わらない。

最後に、藍色になってどう思っているのかをくまモン本人に直撃、聞いてみた。

「心と体に力がみなぎって、鏡を見たらビックリしたモン!

でも、むしゃんよかかモン?(むしゃんよか=かっこいい)

はりきってみなさんを応援するモン!」

藍色くまモン、この夏限定かもしれないレアな姿を目に焼き付けたい。

*藍色くまモンは、YouTubeチャンネル「くまモンTV」でも見ることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=SJ36yM1oM0g

くまモンの匂わせツイートより。写真のなかに「じ」の文字が見えるはず
くまモンの匂わせツイートより「や」
くまモンの匂わせツイートより「ぱ」
くまモンの匂わせツイートより「ん」
くまモンの匂わせツイートより「ぶ」
くまモンの匂わせツイートより「る」
くまモンの匂わせツイートより「ー」
全身が鮮やかな藍色! しかしだんだん目になじんでくるのが不思議
藍色ボディに、ジャパンブルーのユニフォーム、「似合うかモン⁉︎」
鏡に向かって「自分でも藍色ボディをチェッくま」
7月22日は「まだ黒かったくまモン…」
  • 取材・文亀山早苗

    フリーライター。くまモン取材は日本一多く、深い。著書『くまモン力』、恋愛をテーマにした『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖』など多数

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