ルール違反の五輪観戦…白鵬「物議をかもす雄叫び」の背景 | FRIDAYデジタル

ルール違反の五輪観戦…白鵬「物議をかもす雄叫び」の背景

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7月27日に柔道会場を訪れ大野将平(右)と言葉をかわす白鵬。相撲協会には観戦の許可をとっていなかったようだ(画像:共同通信社)

「常識、非常識がまったくわかっていない。ルール破りの常習だよ。大きな問題だよ」

8月2日、報道陣の電話取材に応じた日本相撲協会の芝田山・広報部長(元横綱・大乃国)は言葉を荒げた。怒りの矛先を向けられたのは横綱・白鵬(36)。相撲協会に無許可で、東京五輪の柔道会場(東京・千代田区の日本武道館)を訪れていたことが発覚したのだ。

「白鵬が武道館に行ったのは7月27日です。翌日、国際柔道連盟のマウリス・ビゼール会長が、公式ツイッターに男子73kg級金メダリスト大野将平選手と白鵬との3ショットをアップしたため露見しました。会場では大野選手と親しそうな様子で会話。多くの関係者に目撃されています」(スポーツ紙五輪担当記者)

新型コロナウイルスの影響で力士や親方は、不要不急の外出を禁じられている。場所後1ヵ月間(7月場所は同月18日に千秋楽)は外出可能だが、原則として師匠の許可や相撲協会への申請が必要だ。

「どうやら、相撲協会から許可は下りていなかったようです。白鵬は、モンゴル五輪委員会のアンバサダーを務めています。15年9月に日本オリンピック委員会が同会とパートナーシップ協定を結んだ際には、調印式に出席。今回はアドバイザーとして選手を激励するため、柔道会場を訪れたのでしょう。

ただ政府が無観客と決めたにもかかわらず、アドバイザーだから競技を観戦しても良いということにはならないでしょう。しかも柔道連盟会長らと3ショットまで撮って……。脇が甘いと言われても仕方ありません」(同前)

「万歳三唱がダメだから」

白鵬の行動は、最悪のタイミングでもある。

「全勝優勝した7月場所でのパフォーマンスが、問題視された直後ですからね。千秋楽の照ノ富士戦で勝利後、ド派手なガッツポーズ。雄叫びまで上げ、横綱審議員会の矢野弘典委員長は手厳しく非難しています。『武道にそぐわない。見苦しい。美しくない。自分本位』と。

白鵬の性格は天然です。ガッツポーズや雄叫びは、深い考えから出たパフォーマンスではないでしょう。今回の五輪観戦も、罪悪感はなかったと思います。師匠や協会から許可をとりさえすれば、避けられたトラブルですよ」(相撲協会関係者)

白鵬の奔放な行動が問題視されたのは、今回が初めてではない。過去にも、たびたび批判の的となっている。

「17年11月場所の千秋楽では、40回目の優勝を決めた高揚感からでしょう。『1年最後の場所で皆さんと喜びたい』と、観客に万歳三唱を求めたんです。当時は、日馬富士の暴行事件が騒動になって時期。しかも白鵬は暴行現場にいました。さすがに不謹慎だと、相撲協会から厳重注意を受けました。

19年3月場所の千秋楽で、ファンに求めたのは三三七拍子。白鵬は直後に、観客に求めた理由を知人へこう語っています。『万歳三唱がダメと言われたから』。本人としては、ファンサービスのつもりでやったのでしょう。当然、横綱審議委員会からは、苦言をていされます。『手締めは千秋楽のすべての行事が終わった後に(神事として)やるもの。たとえ優勝しても一力士がやる立場にない』と」(同前)

白鵬の悪気なき問題行動は、今後も物議をかもしそうだ。

  • 写真共同通信社

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