「パパ活女子」の最終進化形「イタダキ女子」の狡猾すぎる手口 | FRIDAYデジタル

「パパ活女子」の最終進化形「イタダキ女子」の狡猾すぎる手口

SNS上ではマニュアルや指南書まで販売 「借金がある」「メンタルを病んで働けない」などと同情を誘い、会わずに100万円以上を振り込ませる強者も

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SNS上で拡散されている「頂き女子」によるターゲットの見極め方。サラリーマンや公務員が狙い目だという

「パパ活」といえば、10代後半から20代前半の女子が富裕層の中高年を狙うというのが一般的だった。しかし、それはもはや時代遅れ。彼女たちがいまターゲットにしているのは、まったく別の層だ。現役女子大生の「パパ活女子」ミカ(仮名・20)が言う。

「金持ちのオジサンって目が肥(こ)えてるじゃないですか。高級ラウンジや交際クラブにいるような、『ランクの高い女』にお金を払いたがる。女子高生なら価値があるけど、私みたいな芋っぽい見た目のフツーの女子大生には食いついてこなくなってるんですよ。だから、最近は金持ちではなく、一般的な年収のサラリーマンや公務員を狙ってます。収入が安定していて貯金はあるけど、使い道がない独身。いままでモテたことがなくて寂しさを抱えている人がベストですね」

彼女たちの間でこうした「一般的年収の男性」は、「ミドル層おぢ」もしくは「ミドおぢ」と称される。「パパ活女子」はこうした「おぢ」を巧みに操り、カネをむしり取るわけだが、最近ではさらに悪質な手口も流行し始めている。それが、「頂き女子」と呼ばれる存在だ。

従来のパパ活は、「食事2万円」「大人(性行為のこと)5万円」など、男性は基本的に女性に会う対価としてカネを払っていた。だが「頂き女子」は、会うこともせずカネを要求するのだという。「頂き女子」歴3ヵ月の大学院生・リコ(仮名・22)が語る。

「『家賃が払えなくて』とか『借金がある』とかテキトーな理由をつけて、会わずにお金をもらうことをパパ活用語で『裏引き』っていうんです。でも『裏引き』ってちょっと響きが可愛くないじゃないですか。だから『裏引き』を『頂き』という表現に変え、そこから生まれたのが『頂き女子』です。正確にはわかりませんが、出てきたのは今年の初めくらいからですかね」

SNS上で「カリスマ頂き女子」とされる女性は、数万フォロワーを抱えるほどの人気ぶりだ。「おぢの見極め方」や「頂きのノウハウ」などをウェブサイトに有料公開したり、個別アドバイスのサロンなどを開設して荒稼ぎをする強者までいるという。今年7月には有名ユーチューバーのチャンネルに「頂き女子」が登場し、約3億円を稼いだと証言したことも話題を集めた。

実際、SNSを少し覗いてみただけでも、「#頂き女子」というハッシュタグをつけた女性たちが「20万引けた」「おぢから一撃50万よいしょ」などと、次々と戦果を報告している様子が見てとれる。前出の「頂き女子」リコが続ける。

「高額な金額を渡してくれる人は『優秀おぢ』、逆にケチくさい人は『クソおぢ』と呼ばれます。LINEや電話のやり取りだけで100万円以上のお金を振り込ませる子もいて、彼女たちは界隈で尊敬されてますね。いかに短期間で、直接会わずに自分を好きにさせ、お金を頂けるかが勝負所です」

「頂き女子」は相手からカネを受け取るまでのステップを「信頼関係構築」と呼んでいる。「出会い系アプリ」などで知り合った「おぢ」に対し、まずは日常系の会話から始め、次に「好きだよ」などと色恋会話を展開する。そして、「ずっと一緒にいたい」などと将来性を期待させる未来形色恋会話によって「おぢ」との信頼関係を強める。

その後、「借金があるから夜の仕事をするしかない」「メンタルを壊して働けない」などと「病み営業(病んでいる風にみせること)」をかけ、「おぢ」に「助けてあげたい」と同情させてカネを振り込ませるのである。

「直接『お金が欲しい』とは言わず、向こうから助けてくれるように仕向けるのがコツ。振り向いてほしい一心で、消費者金融で借金をする『おぢ』もいます。私も頼んでないのにいきなり70万円振り込まれて、『クルマを売ったから』と渡されたことがあります。この時はさすがにヤバって思った(笑)。その後、このおぢはかなりお金に困っていたようですが、関係を切ったのでどうなったかは知りません」(同前)

「頂き女子」への多額の支払いが続き生活が困窮する男性は後をたたず、トラブルに発展するケースも少なくない。また、「頂き女子」の多くは当然のように税金を納めていないだけに、社会問題化するのも時間の問題だ。

「頂き」や「おぢ」などと、いくらマイルドな言葉に置き換えてみても、リスクと隣り合わせの危険な行為であることには変わりないのだ。

取材・文 佐々木チワワ

 

「おぢ」との実際のやり取り。相手の男性に「助けてあげている」という感覚を持たせることが重要のようだ
数十万円という単位で、SNS上では「#頂き女子」というハッシュタグで次々と戦果が報告されている

  『FRIDAY』2021年8月13日号より

  • 取材・文佐々木チワワ写真小川内孝之(1枚目)

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