「侍ジャパン」悲願の金も…田中将大4回KOで「ヤバい今後」 | FRIDAYデジタル

「侍ジャパン」悲願の金も…田中将大4回KOで「ヤバい今後」

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8月2日の米国戦でマイナー選手中心の格下相手に打ち込まれた田中。国際舞台でアピールできなかった(写真:JMPA)

「グラウンド上で結果を残すことができなかった点においては、ものすごくフラストレーションがたまっている……」

野球日本代表「侍ジャパン」が優勝したにもかかわらず、田中将大(32)のコメントからは喜びを感じられなかったーー。

侍ジャパンは8月7日に、宿敵・米国を破り悲願の金メダルを獲得した。日本のVは、84年のロサンゼルス五輪以来。負けなしの5連勝で、正式種目としては初の頂点になった。だが、田中の表情はうかない。

「8月2日の米国との決勝トーナメント初戦に先発し、4回途中3失点でKOされましたからね。しかも米国はマイナーの選手が中心で、あきらかに格下。『米国でやり残したことがある』と話し、今オフのメジャー再挑戦を目指す田中にとっては、痛恨事だったと思います。五輪のような国際舞台の試合は、メジャーのスカウトがオンタイムで見ている。本来はアピールの場であったハズなのに、残念ながら評価は下がってしまったでしょう」(スポーツ紙担当記者)

「自分にとってとてもツラい」

田中自身も相当ショックを受けたのだろう。試合後のコメントからは、悔しさがにじみ出ていた。

「この現実というのは、自分にとってとてもツラい。悔しいです」

今季の田中は、得意のスプリットにキレがない。ストレートも走っていないため、変化球を狙われ痛打されるケースが目立つ。メジャー事情に詳しい、スポーツライターの友成那智氏が解説する。

「メジャーには、球種ごとの価値を表す『ピッチバリュー』という指標があります。打者を抑えられるとみなされればプラス、アウトをとれないと考えられればマイナスです。試合数が違うので(19年は162試合、20年は60試合)数字に約3倍の開きがありますが、田中の各ボールの精度が落ちているのがわかります。ストレートは19年マイナス9.5、20年マイナス3.5。スプリットが19年マイナス4.4、20年マイナス0.2。最大の武器であるスライダーにしても、19年プラス22.9、20年プラス2.0と、大幅に下がっているんです。

各球種の採点表で、田中のストレートは300人中230番台。明らかに力が衰えています。東京五輪で、独立リーグの30代半ばの選手にクリーンヒットを打たれていることからも陰りがうかがえます」

田中は、ヤンキース時代の14年にシーズン中に右ヒジを痛めている。田中は手術を回避。以来、右ヒジをかばいながら投げ続けたため、ボールの威力が損なわれたと言われる。友成氏が続ける。

「メジャーではテイクバックの時にヒジではなく、手を先に上げて投げる『スタンダードW』というフォームで投げる投手が多くなっています。ヒジへの負担が少ない投法です。田中はヒジから上がる『インバードW』という投げ方。ヒジへの負担がマイナスになっているのかもしれません。

所属する楽天とは年俸9億円の2年契約を結んでいますが、途中でメジャー挑戦できる『オプトアウト権』があるとされます。しかし東京五輪の結果を見ればわかるとおり、今の田中ではメジャーの強打者どころかマイナーの選手にも対応されている。楽天と同等以上の9億円を用意する球団は、おそらくないでしょう。来季33歳という年齢を考えれば、せいぜい5億円の単年契約というのが現実的。獲得球団がなく、メジャー復帰の夢を絶たれ楽天に残留する可能性も十分ありえます」

どんなに実績のある投手でも、必ずピークを超える瞬間が来る。東京五輪で自分の「現在地」を認識した田中も、将来について考えなおしているかもしれない。

  • 写真JMPA

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