世界で盛り上がっていた「五輪賭博」で高オッズをつけた意外な選手 | FRIDAYデジタル

世界で盛り上がっていた「五輪賭博」で高オッズをつけた意外な選手

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7月23日に開幕した東京五輪は、計58個という歴代最多のメダルを獲得して幕を閉じた

賛否両論のなか開催された東京五輪が8月8日に閉幕。日本選手団は過去最多となる金27、銀14、銅17の計58個のメダルを獲得した。

日本国民がトップアスリートの戦いに目を奪われている裏で、ギャンブラーたちもメダルの行方に熱視線を送っていた。海外サイトを舞台に、「スポーツ賭博」が大盛りあがりを見せていたのだ。全国紙五輪担当記者が語る。

「欧米ではブックメーカーと呼ばれる民間会社主催のスポーツ賭博が多くの競技で合法的に行われています。マスコミもよく試合前の勝敗予想としてブックメーカーのオッズを参照していますよね。

通常は野球のメジャーリーグやサッカーの欧州リーグなどが人気どころではありますが、五輪種目も例外ではなく、ギャンブルの対象となっています。大手ブックメーカーのサイト上では誰が金メダルを取れるかという勝敗予想はもちろん、得点数の予想やアドバンテージをつけた上での細かな予想など多様な賭け方が可能です。ギャンブルですから、チームや選手一人ひとりにオッズがつけられ、そのオッズに応じて払戻額も変動します。

もちろん、日本では公営ギャンブル以外の賭博行為は禁止されています。しかし、オンライン決済やクレジットカード、仮想通貨などを利用すれば日本からの参加も事実上は可能なんです。日本の法律では海外のブックメーカーに関して明確に取り締まる法律がない為、国内でもグレーゾーンとして認識されているのが実情です」

実際に大手ブックメーカーのサイトを覗いてみると、各種目の金メダリストのオッズが表示されている。圧倒的な強さで金メダリスト確実と言われた柔道の大野将平(29)は1.33倍の低オッズ。大野のように前評判通りの結果となった競技では1.01~2.00倍のオッズが目についた。反対に番狂わせやジャイアントキリングが起きた種目のメダリストのオッズは高くなる。

「たとえば五輪の目玉競技である男子陸上100mは絶対王者のウサイン・ボルトが不在の中、イタリアのマルセル・ジェイコブスが9秒80のタイムで金メダルを獲得。本人も『本当に俺が金メダルなのか?』と驚くほど全くの無名選手でしたから、まさに大穴です。ブックメーカーのオッズも4.33倍と高い数字をつけています」(前出)

そんなマルセルよりも驚きの高オッズとなったのが日本の女子スケートボートストリートの西矢椛だ。若干13歳が頂点に立つという予想外の展開にオッズも高騰。金メダル予想のオッズは9.00倍と衝撃の数字とたたき出している。

さらに女子400・200m個人メドレーに出場した競泳の大橋悠依(25)も、五輪初出場という期待値の低さからかオッズは5.50倍とこちらもマルセル越え。体操男子個人総合でROCの世界王者ニキータ・ナゴルニーを制してゴールドメダリストとなった橋本大輝(20)の金オッズも4.00倍で、いかに大番狂わせだったのかがわかる結果となった。

女子スケートボードストリートの西矢椛
2つの金メダルを獲得した競泳女子の大橋悠依

前述したとおり、ブックメーカーに参加することは日本ではグレーゾーンである。しかし、自国開催とあって、どうしても参加せずにはいられない人も多かったようだ。都内在住の30代自営業男性が語る。

「コロナ禍でどこにも出掛けられず、自宅で五輪観戦をしていることを知人に伝えたらブックメーカーを勧められました。ラインで送られてきたメッセージにはブックメーカーのサイトのURLの他に『東京オリンピック賭博』『東京オリンピックキャンペーンとして軍資金をプレゼント』と書かれていました。知人に『これ、大丈夫なの?』と聞いても『海外では合法だから大丈夫だよ。面白いし、周りも皆やってるから』と。

ただ私は、オッズを見て楽しむ分にはいいかもしれませんが、悔し泣きをしている選手を見てたらさすがにお金を賭ける気にはなれなかったですね……」

カネが絡めば無用なトラブルが起きるのが世の常。純粋に競技を楽しむのが「平和の祭典」たる五輪の楽しみ方のような気もするが。

体操男子の橋本大輝も意外にも高オッズだった

Photo Gallary4

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