集めたカネは400億円超…麻生派現役議員に被害者が怒りの告発! | FRIDAYデジタル

集めたカネは400億円超…麻生派現役議員に被害者が怒りの告発!

化粧品会社を相手に全国各地で集団訴訟が勃発中 広告塔を務めたのは福岡5区選出の麻生派現役代議士だった

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「私が出資した額は約2000万円です。これだけのお金を入れたのは、現役の国会議員、それも大臣まで務めた人が『この会社は大丈夫です』と話していたからです。結局、お金は返ってこず、いまは息子に生活を助けてもらっています。『代議士先生がなんでこんな詐欺まがいの会社に肩入れをしたのか。私たちを騙(だま)したのか』と直接問い質したい気持ちです」(集団訴訟の原告である60代女性)

’18年に開かれた『ジェイコスメ・ジャパン』のパーティで挨拶する原田議員。隣にいる男性が同社の代表だ

高額配当を謳(うた)って出資者を募(つの)り、カネを集めるだけ集めたあとに霞(かすみ)のように消える……。詐欺まがいの投資話の手口は昔から変わらないが、令和3年が半年以上過ぎた現在も、大規模なトラブルが発生していることが明らかになった。

東京、長野、福岡など全国各地で集団訴訟を提起されているのは、『ジェイコスメ・ジャパン』(東京都中央区)という化粧品会社だ。代表は大手化粧品会社を経て’14年頃に同社を設立した。

『ジェイコスメ』の会員になるためにはまず、同社が販売する1万円程度の化粧品を購入する必要がある。会員になると一口10万円の出資ができるようになり、1年満期で14万ポイントの「返戻金」を受け取れる。元会員が証言する。

「14万ポイントは同社の化粧品と交換するだけでなく、同額の現金に換えることも可能でした。つまり、利率40%という超高配当だったわけです。会員を集めた者には紹介料が支払われる仕組みもあり、一気に会員数は膨(ふく)れ上がりました。ジェイコスメ側から受けた説明によると、会員数は5万人以上、出資金は400億円以上に上るとのことでした。集めた出資金で化粧品事業を世界的に展開し、その儲けを配当に充(あ)てていると」

しかし実態は、出資金をそのまま配当に回すという自転車操業だったようだ。当然、ビジネスは行き詰まった。集団訴訟の原告である40代女性が言う。

「4年ほど前から『ジェイコスメ』に出資しています。最初は順調に『返戻金』が戻ってきたので徐々に出資金を増やし、最終的には2億円出資してしまいました。でも、’19年7月頃からパッタリと配当が止まり、やがて『ジェイコスメ』ともまったく連絡がつかなくなりました。そこから同じような被害者を集め、昨年6月から訴訟を始めました。出資者の多くが60代以上の女性です」

利率40%といういかにも怪しげな投資話になぜ多くの人間が簡単に出資をしてしまったのか。その理由は、ある大物が『ジェイコスメ』の広告塔をしていたからだ。原告の50代男性が語る。

「配当が止まる’19年夏まで、『ジェイコスメ』は毎年3回、1月・6月・10月に出資者を集めた大規模なパーティを都内で開いていました。そこに出席していたのが、原田義昭衆議院議員です。パーティではいつも乾杯の挨拶をし、代表の隣で『私の友人をよろしくお願いします』と話していました。大臣経験もある現役の国会議員が支援しているんだから大丈夫だろうと、信用してしまった人は大勢います」

現在76歳の原田議員は、’90年の初当選以来、当選8回を誇る自民党・麻生派の重鎮。’04年には、「米国ボストンのタフツ大学大学院卒業」という経歴が虚偽であると発覚するスキャンダルもあったが、’18年には第4次安倍改造内閣に環境相として入閣もしている。

「東大法学部卒の原田議員は弁護士資格を持っており、『ジェイコスメ』の顧問弁護士も務めていました。顧問料は月50万円。’17年6月には経済誌で代表と対談もしています。さらに、’17年の衆院選の際には、『ジェイコスメ』から400万円の寄付も受けています」(ジェイコスメの内情に詳しい元会員)

原田議員が支部長を務める自民党福岡県第五選挙区支部の収支報告書(平成29年分)を確認すると、たしかに『ジェイコスメ』から400万円の寄付の記載があった。

『ジェイコスメ』との関係について本誌は原田議員に詳細な質問書を送ったが、期限までに回答はなし。『ジェイコスメ・ジャパン』からも同様に回答はなかった。集団訴訟において同社の代理人を務めていた弁護士にも問い合わせたが、「すでに辞任している」とのことだった。

弁護士法人『天音総合法律事務所』の正木絢生代表弁護士が言う。

「会員になることで『一口10万円の出資が可能で1年満期で14万ポイントの返戻金』が手に入り、かつそのポイントが換金可能ということであれば、出資法1条が禁ずる元本保証となり、出資法違反になります。また、仮に『ジェイコスメ』の実態が詐欺的な自転車操業であれば、その事実を顧客に伝えていれば顧客は取引をしなかったと言えるので、詐欺罪に問われる可能性があります」

原田議員は今秋に予定されている衆院選への出馬を表明している。『ジェイコスメ』の”被害者”は原田議員の地元・福岡にも多数いるが、説明責任すら果たさないつもりなのか。

『ジェイコスメ』が会員向けに配付していた会社資料には、原田議員が顧問弁護士として紹介されている
原田議員は’18年に第4次安倍改造内閣に環境大臣として初入閣。翌年、小泉進次郎衆議院議員に引き継いだ
集団訴訟を起こした原告の50代男性。’18年秋に入会し、約300万円をつぎ込んだ
同じく原告の40代女性。原田議員の存在によって信用し、2000万円を出資した

「FRIDAY」2021年8月20・27日号より

  • 写真時事通信社(3枚目)

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