『プロミス・シンデレラ』は二階堂ふみのムダ遣いで終わるのか…? | FRIDAYデジタル

『プロミス・シンデレラ』は二階堂ふみのムダ遣いで終わるのか…?

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ドラマの撮影現場でも笑顔を見せる二階堂ふみ。演技力には定評があるが…

東京オリンピックで中断する夏ドラマが多い中、ノンストップでオンエアして来た火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』(TBS系)。ドラマも中盤に差し掛かるなか、二階堂ふみの”ムダ遣い”ではないかといった声が上がっている。

「このドラマは夫から一方的に離婚を告げられ、無一文、無職、宿無しになった人生崖っぷちのアラサーバツイチ女子・早梅(二階堂)が、イケメンだが性格の悪い男子高校生・壱成(眞栄田郷敦)に目をつけられ、金と人生を賭けた”リアル人生ゲーム”を繰り広げるうちに、初恋の王子様・成吾(岩田剛典)とも再会。

ラブ・トライアングルが展開されるといったラブコメディです。この作品は漫画アプリ『マンガワン』に連載中、橘オレコ作の同名人気マンガが原作。以前からファンだった二階堂ふみは、仕事先の楽屋で”ドラマ化の話が来ている”と知り、思わず両手をあげて喜んだと、話しています」(ワイドショー関係者)

二階堂自身も、原作の魅力について

「とにかくストーリー展開が面白いですし、それぞれのキャラクターの心理描写がとても丁寧に描かれていて、感情移入しながら読んでいます。何より早梅のキャラクターに魅了されます。

まっすぐすぎて不器用ですが、普通はなかなか真っ直ぐな気持ちを持ち続けることができないので、憧れますね。見てくださる皆さんに寄り添う場面が必ずある」

と熱く語っている。

二階堂は、‘12年に公開された園子温監督が手掛けた映画『ヒミズ』で、ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)を受賞。‘14年度には映画『私の男』、‘19年度には『翔んで埼玉』で日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞するなど、若手女優の中でも振り幅の大きな演技力は折り紙つき。

しかし昨年、朝ドラ『エール』(NHK)でヒロイン役を演じて、国民的女優の仲間入りを果たしたとはいえ、これまで代表作と言える主演ドラマには恵まれてはいない。

「昨年は朝ドラのヒロイン、そして大晦日のNHK紅白歌合戦では司会を務め、歌まで披露。今回の『プロミス・シンデレラ』で若い女性視聴者の支持が集まれば”視聴率女王”への階段を一気に駆け上ることができる。それだけに大きな注目が集まっていました」(前出・ワイドショー関係者)

主演する二階堂のモチベーションも高く、『プロミス・シンデレラ』こそ二階堂ふみにとって待ちに待ったドラマの代表作になる。そう期待して観ていただけに、この違和感の正体は一体なんなのか。

「台本作りの段階で、マンガの面白いところをさらに面白く見せようとデフォルメしたおかけで、ひたすらイケメンの見せ場とキュン場面が誇張され、恋愛ドラマに必要な情緒が省かれてしまっている。イケメンの引き立て役であるなら、何もわざわざ二階堂ふみを起用する必要はなかったのではないか。そういった苦言を呈する声が上がっています」(制作会社プロデューサー)

映画『ヒミズ』でメガフォンをとった園子温監督は、

「二階堂は並の女優じゃないから、連続ドラマの主演を勝ち取ったくらいで浮かれるタイプじゃない。逆に面白い役柄なら、どんな小さな役でも引き受ける」

と発言。その言葉通り、二階堂は主演ドラマでなくともこれまで確かな爪痕を残している。

「‘18年の大河ドラマ『西郷どん』(NHK)の愛加那役での艶っぽい演技は、主演する鈴木亮平から”感性の化け物”と呼ばれるほど見事。また同年の日曜劇場『この世界の片隅に』(TBS系)では、遊女・白木リン役で美しくも深い悲しみを称える演技を見せて絶賛する声が寄せられました。映画『私の男』で演じた”禁断な愛”をはじめ、二階堂にはやっぱりラブコメとはいえ情緒たっぷりの艶っぽいシーンが欲しい」(前出・制作会社プロデューサー)

ドラマはまだ中盤。原作ものとはいえ原作と違った展開を見せるケースもよくあること。

「朝ドラ『エール』の最終回のシナリオを読んだヒロイン・音役の二階堂は『なんとかもうちょっといいものにできないかな』と考え、監督の吉田照幸に直談判。二階堂の思いを受けて脚本も手掛ける吉田監督が全部書き直したという伝説の持ち主でもあります」(放送作家)

立体感あふれる瞳が饒舌に語り始める日は来るのか。二階堂ふみの”無駄遣い”と言わせないためにも、最後まで諦めないで欲しい。

  • 島右近(放送作家・映像プロデューサー)

    バラエティ、報道、スポーツ番組など幅広いジャンルで番組制作に携わる。女子アナ、アイドル、テレビ業界系の書籍も企画出版、多数。ドキュメンタリー番組に携わるうちに歴史に興味を抱き、近年『家康は関ケ原で死んでいた』(竹書房新書)を上梓

  • PHOTO近藤 裕介

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