17歳で難役を次々こなす原菜乃華が「一番大事にしてること」 | FRIDAYデジタル

17歳で難役を次々こなす原菜乃華が「一番大事にしてること」

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撮影:加藤岳

17歳とは思えないほど落ち着いた様子で記者たちからの質問に答えていたかと思えば、「記者さんたちがたくさんいて緊張しました(笑)」と、その笑顔は年相応。そんな“大人よりも落ち着いた”雰囲気が印象的な彼女は、女優・原菜乃華。

現在放送中の月9『Night Doctor』で、難病を抱える女子高生・深澤心美役を熱演している。

「心美は、病気を抱えていますが、今時の普通の女の子です。小さい頃からいつ何があってもおかしくないという心構えができているので、逆に重く受け止め過ぎていないのかなって。関野宗紀監督からも、“病気は抱えているけど、普通の女の子だということは忘れないで欲しい”という風に言われているので、そこは意識して演じるようにしています」

6歳からこの業界に入り、ドラマ、映画、舞台にCMと一歩ずつキャリアを重ねてきた彼女だが、意外にも“月9”への出演は初めて。しかも、この役をオーディションで勝ち取ったという話はぜひ聞いてみたい。

「小さい頃から月9に出演するのが夢だったんです。それに、初めてオーディション台本を読んだ時、涙が止まらなくなって……。1話の感情が溢れるシーンだったんですけど、病気を抱えながらも前を向こうとする姿勢は、今だからこそたくさんの人に刺さるんじゃないかなって。そういった色々な思いがあり、心美を演じたいという気持ちが強くなりました。

オーディション前は、『世界の中心で、愛をさけぶ』を観たり、病気のことを調べたり。セリフを練習したわけではなく、自分だったらどういう風に考えるかという内面的な部分を重点的に作り込むようにしました。ただ、どんなに考えても私だったら折れてしまうだろうし、人に八つ当たりもしちゃうだろうなって。でも、お兄ちゃんとも仲良しだし、恋人だっている、そんな“普通の女の子”に見える部分を大切にしたいと思いました。

だから、オーディションに受かったという連絡が来た時は、電話口で泣いてしまって(笑)。それと同時にちゃんとやらなきゃというプレッシャーも大きくて、現場に入るまでは不安で仕方なかったです」

撮影:加藤岳

現場では、先輩たちから声を掛けてもらうことも多かったのだとか。

「そうなんです。初めて波瑠さんと一緒にお芝居させていただいたのが、オーディションの時に演じたシーンだったんですけど、『体勢きつくない?』とか『喉渇いていない?』とか、すごく気遣ってくださって。私も、安心して演技に集中することができました。他の皆さんも、穏やかな方が多くてとても素敵な現場です」

『Night Doctor』は、夜間救命救急を舞台にした、5人の若き医師たちが切磋琢磨する物語だ。King & Princeの岸優太演じる医師4年目の深澤新の妹役として、原菜乃華演じる心美の役割とは?

「病院での考えさせられるシーンが多い作品なので、心美はどちらかというと明るい担当だと思っています。お兄ちゃんとの会話で笑ってもらって、日常に戻れる瞬間を担っているのかなって。あと、私自身、心美を演じていて背中を押してもらえることが多かったので、視聴者の皆さんの背中を少しでも押せるような、そんな役で在れたらと思います」

原菜乃華といえば、映画『胸が鳴るのは君のせい』で病弱な女子高生を演じ、『罪の声』では事件に巻き込まれた女子中学生、ドラマ『死との約束』では自我が薄くほぼ無感情の少女と、悲壮感が漂っていたり、病弱だったりと難役に挑むことが多い。また、『朝が来る』では、当時12歳だったにも関わらず妊娠・出産シーンを見事演じきり話題となった。

「最近、本当に何かしら抱えている役が多いですね(笑)。ここまでくると、完全にコメディとかをやってみたいです。闇を持っていない、抱えるものがない役、憧れます(笑)。今回、現場で撮影を見ていて手術シーンとかカッコいいなって思ったんですけど、専門用語や手順が大変そうでした(苦笑)。でも、このドラマに出たことで、お医者さん役はいつか絶対やってみたいお仕事のひとつになりました。

『朝が来る』の妊娠・出産のシーンは本当に大変でしたね。11歳下の妹がいるんですけど、母の出産に立ち会っていたので、そういうのも参考にして演じました。今思い返しても、これまでで一番大変だったお仕事かもしれません」

11歳も離れていると、まさに小さいお母さん! 新&心美兄妹と丁度同じ歳だけ離れているのも偶然か。はてさて、その姉妹関係とは?

「テレビのチャンネル争いとかもしますし、最近は喧嘩ばっかりです。怒っている姿が可愛くて、つい弄っちゃうんです(笑)。でも、小さい頃から、ミルク作ったりおむつ替えたりしてきた分、過保護になっちゃってダメですね。ひとりで自転車に乗っているのを見るのも怖いです。そういう意味では新お兄ちゃんの気持ちが凄くよく分かるんです(笑)。ただ、妹がもしも彼氏を連れてきたら、私は温かく見守るつもりです」

撮影:加藤岳
撮影:加藤岳

発言ひとつひとつが、もはや達観していると言っても過言ではない原菜乃華。筆者を含め、現場にいたどの大人たちよりも余程落ち着いている彼女だが、17歳ならではのキラキラ成分はあるのだろうか?

「キラキラしたい願望は強いんですよ(笑)。だから、もしデートをするならスイーツ巡りをしたいです。甘いものなら何でも好きなんですけど、最近はあんこにハマっています。甘いものと塩っぱいものを交互に食べるの、いいですよね」

……あんこと聞いて、どこか“やっぱり”と思ってしまった自分が恥ずかしい。実は今、JKの間では、「フルーツ大福」なるものが流行っているそうな。

そんなことはさておき、間近に迫った20歳の大人への階段。彼女はそれを一体どのように捉えているのだろうか。

「できれば大人になりたくないんですけどね(笑)」

ここで、筆者を含め、現場のスタッフは彼女を二度見する。今、この場で誰よりも大人な対応を見せていた原菜乃華がそんなことを言うとは。言葉を選ばずに言わせてもらうと、「ビビる」のひと言に尽きる。

そして、彼女はそんな私たちのリアクションをなかったことにして続けてくれた。

「ひとりで旅行に行ってみたいです。ひとりカラオケとか、ご飯とかも好きなので、大人になったらひとり旅行みたいな、『ひとり○○』を増やしたいです。憧れの地はヴェネツィア。映画祭で参加してみたいっていう気持ちもありますが、普通に観光でも行ってみたくて。山よりも海派なので、水があるところが好きなんです」

そんな素敵な夢を聞きながらインタビューを終えようとした矢先。「そういえば、明日試験なんです。古典の活用系覚えなきゃいけなくて。前日集中型なので頑張ります(笑)」と、盛大なカウンターを放つ原菜乃華。最後の最後に、JKらしいセリフが聞けたことにホッとしつつも、大物の予感しかない彼女の今後が楽しみだ。

撮影:加藤岳

原菜乃華に5つの質問

Q1あなたが人に自慢できることは?
A1目薬をさすのが上手い!
ドライアイなので、現場で目薬をさすことが多いんですけど、毎回必ず「目薬さすの上手いね」って言われるなってことに気付きました。こんなにたくさん言われているので、これはもう特技かなって最近気付きました(笑)。でも眼圧測るのは苦手です。

Q2今、プレイリストに入っているお気に入りの音楽は?
A2ゼンマイ
Mrs. GREEN APPLEさんの曲なんですけど、落ち込んだ時の気持ちに寄り添ってくれる歌詞が大好きです。

Q3影響を受けた作品は?
A3『あん』
樹木希林さん主演の映画です。樹木さんの作品はたくさん観ていて、『万引き家族』のメイキングを見ていたら、階段のシーンでそれまで辛そうに上っていらっしゃったのに、カットがかかった瞬間、スタスタと下りていらっしゃって。本当にすごい女優さんだなと思って。この映画を観て、年齢を重ねてもずっとお芝居の仕事を続けたいと改めて思いました。

Q4毎日していることはありますか?
A4ストレッチ
お風呂上がりや寝る前にリラックスする意味も兼ねてストレッチしています。体は柔らかい方だと思います。昔は、開脚して一回転できたのですが、今は少し硬くなってきちゃったから(笑)。徐々に戻していけたらいいですね。

Q5好きなタイプは?
A5穏やかな人
穏やかで好きって言ってくれる人がいいです。謙虚で、尊敬できる部分があって。あと、手がキレイな人もいいなって思います。まずは見てしまうポイントかもしれません。

撮影:加藤岳

原菜乃華(はら・なのか)
2003年8月26日生まれ、東京都出身。
2009年にテレビドラマで芸能界デビュー。2017年には映画『はらはらなのか。』で、若干12歳にして映画単独初主演を果たす。2020年には映画『罪の声』に出演し、物語の鍵を握る生島望役を熱演し話題に。今年公開になった映画『胸が鳴るのは君のせい』や、ドラマ『おもひでぽろぽろ』『死との約束』など、出演作多数。女優としてドラマ、映画、で活躍中。

撮影:加藤岳
取材・文:小室麻衣
ヘアメイク:馬場麻子
スタイリング:津野真吾(impiger)
構成:SUPER MIX
衣装協力/ANDYOU DRESSING ROOM、BRAND SELECT

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