コロナで急逝…千葉真一さんが本誌に明かしていた息子たちへの思い | FRIDAYデジタル

コロナで急逝…千葉真一さんが本誌に明かしていた息子たちへの思い

8月19日に新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった千葉真一さん。'18年1月の本誌独占インタビューでは、自身の恋愛、スローライフ、息子たちへのエールを熱く語ってくれた

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’18年1月、インタビュー当時の千葉さん。酒好きだった千葉さんらしく、東京・新橋の馴染みの居酒屋で飲みながらのインタビューとなった

日本代表する名優が、またひとり旅立った。

8月19日、千葉真一さんが新型コロナウィルスによる肺炎で亡くなったことをマネジメント事務所が発表した。82歳だった。

「千葉さんは7月末に新型コロナに感染。感染当初は症状も比較的軽く、自宅療養を続けていましたが、肺炎を引き起こし、8月8日には病院へ入院しています。一度は体調を持ち直したものの再び肺炎が悪化。酸素吸引を続けていましたが、回復には至らず、千葉県内の病院で亡くなりました。千葉さんは自分の意志でワクチンの接種をしていませんでした」(スポーツ紙芸能担当記者)

千葉さんは’68年放送の主演ドラマ『キイハンター』で一躍スターダムへと駆け上がり、その後もヒット作を連発。晩年は日本のみならず、『キル・ビル』や『ワイルドスピード』シリーズなどハリウッド作品にも数多く出演するなど、まさに日本を代表するアクション俳優の一人だった。

本誌は’18年1月、そんな千葉さんへの独占インタビューを行っていた。当時は、54歳年下の早稲田大の女子大生との交際が噂されていた時期だった。その話題について質問すると、千葉さんらしい豪快で爽やかな言葉が返ってきた。

「週刊誌で騒がれたあの早稲田の子とは特別な付き合いはないね。でも若い子は好きだよ。素直だし、可愛い。最近ハマってるのは慶応大学の女性大生。恋愛関係とかではないけど、よく一緒に飲みに行ってるよ。夏は俺の地元の千葉に海水浴へ行ったりしてるね。俺は頭が良い子が好きなんだよね。話をしてて『あら、その程度?』なんて言われるぐらいが良い。そういう子と飲んでると楽しくなっちゃう。そしたら『ちょっと付き合っちゃおうか』となる。少し罪悪感はあるから、息子の真剣佑には言えないけどね(笑)。

慶応の子は飲み友達の若い男から紹介されてさ。その子、妹が留学してたりしてて頭もキレるんだよね。一緒に飲んでるときの悩みの種は英語で返事されるぐらいかな。『あんまり難しい言葉使うなよ』って。人生長い間生きてると段々趣味は変わって来る。若い頃は顔を見て、可愛いとかセクシーとか判断していたけど変わってきたよ。俺は今は足。足のきれいな人にはもうダメだね。すらりと伸びてる足を見るとセクシーを感じちゃうね。

でも、あまり自分から女性にアプローチはしてないよ。一生懸命探してるわけじゃない。パーティーなんかで足のきれいな人がいたらすぐに『きれいなお足でございますね』とまずは女性を褒める。最近、神戸にもきれいな人がいたんだよ、パーティーで会った人だったんだけどね。その女性はきれいだったね。今は独身だし、誰と付き合おうが後ろ指をさされることもない。さされるとしたら真剣佑ぐらい(笑)。

ちょっと前に、早稲田の子と飲んでた時に真剣佑から『今何してるの?』と連絡がきて『肉食ってるぞ』と返事したら『じゃあ行くわ』って合流したことがあったんだよ。そしたらあいつ、店で俺らを見た途端、嫌な顔しやがってさ。軽蔑した目で俺を見やがるんだよ(笑)」

代表作『空手バカ一代』(’77年)での撮影の様子。アクロバティックなアクションで一世を風靡した

‘18年からは都心を離れ千葉県での生活を始めた千葉さん。スローライフの魅力についても語っていた。

「今は千葉に小さな別荘を買ってそこで過ごしてますよ。油絵を書いたりしてね。この前は絵も売れましたよ。’17年の8月から始めたばかりなんだけどね。油絵ってどう書くのって感じだったんだけど先生に教えてもらったりしてね。性格的にも興味旺盛なんだよね。来年ぐらいに個展もやりたいと思ってるよ。

食生活も気にしてます。昨日は仲間が取ってくれた猪と鴨を食べました。新年会で獅子鍋です。仲間からしょっちゅう『鰻が取れた』とか連絡が来るんだよね。天然が多い。たけのこも剥いて熱い湯をかけて食べる。これがメチャうまい。取れたてのふきのとうも食べたりね」

インタビューでは終始、笑顔で自身の恋愛事情や生活スタイルを語っていた千葉さんだが、後半になると愛する息子、新田真剣佑(24)と当時まだデビュー前だった眞栄田郷敦(21)に対して父としての思いも語ってくれた。

「真剣佑とは飯は行くよ。あいつは酒もタバコもやらずもっぱら飯系だね。一緒にいると俺だけが飲んでる。でもこの間、話をしたら『梅酒を飲んだ』って言ってたよ。あいつには演技のアドバイスもする。ただ、あいつが聞いて来るときだけ。真剣佑の映画を見て『あの監督はお前のことをわかってる。お前のアップではなく、横顔とスタイルを撮っている。その撮り方でお前は助けられてるんだぞ。感謝すべきだぞ』とか。あいつは『わかってるよ』って返事したりして。あいつも一時期は演技についてかなり悩んでたよ。やりたくない仕事までやらされてるから、それが一番悲しいみたいだね。

郷敦のほうは今、東京の音大の受験で必死に勉強してるね。俺はその大学の教授を良く知っていて、飲んだりもしたことがあるからひとこと言ってあげたい気持ちもあるけど絶対に言わない。郷敦には『てめぇの力で入れ』って思ってる。目指してる音大は大変難しいところだからね。あいつは真剣佑とも仲が良くていつも兄弟で話し合いをしてるよ。弟も真剣佑を見て『兄貴はすごいな』と言ってる。芸能界には『興味がある』とこぼしてたね。

そういう話は今でもなんとなくはしてる。まあ、大学に受かって東京で真剣佑と3人で暮らすようになれば、具体的にこれからの話をしたいとは思ってるね。郷敦は歌も音楽も真剣佑よりずっとずっと上手い。歌は4オクターブ出ますから。何をやるかはわからないけど曲を作ったり、音楽を作ったりするじゃないかな。最初は真剣佑がそういうことをやってたんです。それで郷敦が『僕もやる』って言いだして、いつの間にか逆転しちゃってた。あいつは音楽が好きだから音楽で芸能界に入って来ると思う。

でも一方で、郷敦は『ドイツに留学したい』って言いだしててさ。『お前、いつまで俺のすねをかじるんだよ』って(笑)。でもあいつは『大学行ったら稼ぐよ』とは言ってくれましたね」

役者として父として男として。常に熱く爽やかだった千葉さん。偉大な父の生き様は、二人の息子にもきっと伝わっていることだろう。

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  • インタビュー写真小松寛之

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