菅総理が「敗北の横浜市長選」で支援者に送っていた手紙の中身 | FRIDAYデジタル

菅総理が「敗北の横浜市長選」で支援者に送っていた手紙の中身

太字で「おこのぎ」と連発

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菅総理が横浜市長選に向けて、支援者に送っていた手紙

〈謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます〉

そんな出だしから始まる手紙が、神奈川県在住の菅義偉総理の支援者の自宅に届いたのは7月下旬のことだった。

8月22日に投開票が行われた横浜市長選で、立憲民主党が推薦した山中竹春氏(48)が約50万6000票を獲得し、当選した。菅総理が全面的にバックアップし、国家公安委員長の座を捨てて出馬した小此木八郎氏(56)は約18万票差という大差で敗れる結果となった。

「菅総理の横浜市長選への入れ込みぶりは尋常ではありませんでした。総理自ら支援者に電話をかけたり、菅総理の側近が大手ゼネコンのトップに恫喝めいた口調で小此木氏への支援を迫ったという報道までありました」(全国紙記者)

菅総理の横浜市長選への「介入」はこれらだけではなかった。それが冒頭の手紙だ。この手紙は菅総理の事務所が、支援者に向けて送ったもの。内容はとにかく「私は小此木さんを支援します!」というものだ。手紙は時候の挨拶も早々に、次のように記されている。

〈この度、私の内閣の一員として、新型コロナ感染拡大を防ぎ、国民の命と暮らしを守るとの使命のもと、全力で職務に励んでこられたおこのぎ八郎・衆議院議員が、これまで国会議員として培ってきたすべてを使って、自分を育ててくれた横浜の皆様に恩返しをしたい、横浜のために仕事をしたい、そうした強い覚悟で、退路を断ち、横浜市政への挑戦を決意されました〉

丁寧に「おこのぎ八郎」という箇所を太字にして、目立つような工夫まで施されている。そして、なぜか途中に新型コロナ対策の重要性を述べたあと、こう続ける。

〈私の内閣を発足時から支えていただき、個人的にも強く信頼しているおこのぎさんが国政の場を離れることは極めて痛手ですが、市民の安心安全を守り、待ったなしの横浜改革を進め、市民に寄り添う市政を実現できるのは、おこのぎさんしかいません。私は、おこのぎ八郎さんのブレない信念と横浜の未来への責任ある決断を、支持いたします〉

すれ違う菅総理と小此木氏(撮影:共同通信社)

菅総理はここまでハッキリと小此木氏を支援することを表明し、支援を求めていたのである。

これだけ菅総理がなりふり構わず横浜市長選に懸けていたのは、もちろん自身の政治生命と直結していたからだ。

「自身のお膝元であり、恩人・小此木彦三郎氏の息子を担いだ今回の横浜市長選は絶対に勝たなくてはならなかった。総理としては、五輪のメダルラッシュで日本全体が祝福ムードになり、その余勢を駆って、横浜市長選に勝利する。そして、その流れのまま総裁選に雪崩れ込むという画を描いていたのだと思います。それが、ただでさえ感染者数の激増で手腕に批判が集まっているなか、市長選にまで大敗してしまった。政権にとっては、まさに致命傷と言えるでしょう」(前出・記者)

小此木氏の敗北を受け、菅総理は「大変残念な結果だが、そこは謙虚に受け止めたい」と語った。

「決意の手紙」を各所に送っても負けたのだ。そのことの意味は、総理本人が誰よりもわかっているだろう。

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