「なめてんのか!」 大関・正代が合同稽古で激ギレされた深い事情 | FRIDAYデジタル

「なめてんのか!」 大関・正代が合同稽古で激ギレされた深い事情

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8月23日に行われた合同稽古。右が正代、左は関脇・高安(画像:共同通信社)

「どれだけやると思ったら、なんじゃそりゃ!?  なめてんのか!」

「ペラペラおしゃべりするなら来るな! もっと貫禄みせろよ!」

館内に響く怒声。周囲にいた力士の表情が一気に凍りつくーー。

8月23日に両国国技館(東京・墨田区)で行われた合同稽古。参加した力士の中では、最も番付が上の大関・正代(29)に雷が落ちた。激怒したのは、指導で訪れていた春日野親方(元関脇・栃乃和歌)だ。

「正代は稽古場に現れてから、他の関取や親方衆とニコニコしながら雑談していたんです。相撲とは関係のない話題を交え笑顔でね。

新型コロナウイルス感染拡大で、出稽古は禁止されています。相撲協会主催の合同稽古は、希望する力士が他部屋の相撲取りと対戦できる貴重な場です。本場所同様の緊迫した場。春日野親方としては、参加した力士の最高位である正代に、取組だけでなく心の持ちようの模範も示してもらいたかったのでしょう。『見本となるべきオマエがヘラヘラしてどうするんだ』という気持ちで、叱責しんだと思います」(日本相撲協会関係者)

好きな言葉は「現状維持」

正代の結果は散々なモノだった。胸をかすべき格下相手に5連敗を喫するなど、3勝12敗。とても、大関の貫禄をみせたとは言いがたい。稽古後、春日野親方の叱責を受け、こうコメントしている。

「もう少し、ガッチリ胸を出してあげたらよかった。初日だったので、自分もちゃんと引き締められていなかった」

最後は左ヒジに痛みを感じ、途中で稽古を打ち切った。

「正代は、もともとヒョウヒョウとした性格です。稽古では努力を表面に出さず、本場所で結果を出せればイイと考えている。

周囲に対しネガティブなところもあります。一緒に食事に行くと自分の好きなモノを注文せず、まず相手の好みを聞いてから合わせる。大関昇進直前の場所で、色紙に書く好きな言葉を問われ『現状維持』と答えたほどです。合同稽古では、自信のなさを紛らわすため他の力士たちに声をかけた。気遣いのし過ぎから、大きな負け越しとケガという結果になったと思います」(同前)

あえて、大勢の前で罵声を浴びせた春日野親方にも考えがあるようだ。

「もともと厳しい人です。でも、厳しいだけではない。『オレの指導は、これで合っているのかな』と常に悩んでもいます。相手に合わせた言動を、心がけているんです。

今回のような場所前の稽古では、本気でブツかってくる力士の前でヘラヘラしていては必ずケガにつながります。正代を叱責したのは、親心からだったのでしょう。稽古後は、正代に歩み寄り『堂々といきなさい』とフォローしていましたから。単に怒るだけでなく、親方は親方なりに考えているんですよ」(スポーツ紙担当記者)

キレのない大関に与えられた、親方からの愛のムチ。正代の胸に響いているだろう。

  • 写真共同通信社

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