ジャニーズで高まるタッキーの手腕評価 その唯一の「不安要素」 | FRIDAYデジタル

ジャニーズで高まるタッキーの手腕評価 その唯一の「不安要素」

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19年7月。ジャニー喜多川氏が亡くなった際、霊柩車の助手席で遺影を抱えていた滝沢秀明

長くジャニーズ事務所を支えてきた藤島メリー氏(享年93)が亡くなった。創業者である弟のジャニー喜多川氏(享年87)は2019年に亡くなっており、これからはメリー氏の娘である社長の藤島ジュリー景子氏(55)と、2018年末に表舞台から退き副社長に就任したタッキーこと滝沢秀明氏(39)が事務所を運営していくこととなる。

すでにその就任以来、インターネットへの門戸を開くなど多くの変革をおこなってきたタッキーだが、今後は彼のビジネス方針がより色濃く反映されるようになるだろう。そこで、タッキー副社長のもとでジャニーズはどうなっていくと見られているのか。ジャニーズ事情に詳しい芸能記者たちに取材をおこなった。

まず明確にしておきたいのがタッキー副社長の立ち位置だ。昨年デビューをさせた『Snow Man』や『SixTONES』が成功をおさめ、その手腕への評価が高まっているが、事務所の社長はあくまでジュリー氏だ。その棲み分けはどうなっているかというと、基本的には、ジュリー氏はデビュー組、滝沢氏はデビュー前のジュニア担当だと思ってもらっていい。

タッキーが挙げた功績のひとつは、何といってもジュニアたちの躍進だ。ある女性誌編集者は次のように語る。

「かつては女性誌に登場するジャニーズタレントは、デビュー組だけでした。それが今や毎月、しかも複数のジュニアが取り上げられています。中には『anan』や『ViVi』など有名誌の表紙を飾るジュニアも出てきたほど。これは明らかにタッキーの手腕だと思います。

たとえば『SixTONES』のジェシーなどは10代の頃逸材として注目されており、何度も取材オファーをしたのですが、『ジュニアだからダメ』と頑として受け入れてもらえませんでした。それが今のジュニアは、雑誌はもちろんバラエティやドラマにもガンガン出演させてもらえるようになった。チャンスをたくさんもらえて幸せだと思います。

またタッキーは故・ジャニーさんのように、デビュー前のグループを解体したり、メンバーをシャッフルして再編成したり、ということをおこなわないので、各グループを大切にしているのかなと感じます。ジュニアの22歳定年制を提案したのも、彼らの将来を真剣に考えてあげているからこそ。お気に入りへのひいきがひどいと言われることもありますが、何だかんだジュニアへの愛情は評価されている印象です」

「何だかダサいところも」

愛情だけでなく、ビジネスセンス自体も一目置かれている。ジャニーズ事情に詳しいライターは次のように語る。

「タッキーが経営にまわって、初めてデビューをさせたジュニアが『Snow Man』と『SixTONES』です。とくに『Snow Man』は年齢的な観点からデビューは難しいと思われていましたが、タッキーは新たにメンバーを3人加え、個性派集団として売り出した。これが多様性の時代にマッチして、今のところ大成功している。ジュニアの適材適所な売り方は、なかなか上手いと思います。

そんなタッキー副社長の悲願は海外進出だと言われています。とくにアジア進出は、自身が手がけていた滝沢歌舞伎の公演をシンガポールでおこなったこともあり、力を入れているよう。お気に入りの『Snow Man』に中国語を習わせるなど、本気で動き出しています。

他にも『SixTONES』や『King&Prince』でアメリカ進出を狙っているという噂もありますが、SpotifyやiTunesなど音楽配信サービスへの参入はいまだ解禁していません。それゆえ現時点では、ジャニーズの海外進出はまだ先ではないかと見られています……」

とはいえ評価の上昇とともに、タッキー副社長の勢いも増しているのは確かのようだ。ではこのまま順調に突き進むのか?……と問われると、一つだけ不安要素があるという。

「それは演出面のセンスです。ジャニーさん亡き後、タッキーは多くの舞台演出を引き継ぎましたが、どれも評価が微妙なんです。とくにジャニーズ伝統の舞台『少年たち』は、大胆な変更ぶりがコントみたいだと、多くのファンは戸惑いを覚えていました。9月にはその最新版が公開されるのでこれから注目です。

一方、評価が高かった舞台は『SHOCK』と『ドリームボーイズ』ですが、実はこれらの舞台の演出を引き継いだのは『KinKi Kids』の堂本光一なんですよね……。

というわけで目下のところ、ビジネスセンスは悪くないけど演出センスはジャニーさんに遠く及ばない、というのがファンの間でのタッキー評価だと思います。ですが海外進出となると、やはりどちらのセンスも必要。国内でのジャニーズのパワーは当分盤石だと思いますが、その先となるとまだまだ疑問符がつきます」

世界へ広く羽ばたくのか、「井の中の蛙」化するのか……。いずれにせよジャニーズの未来はタッキーが握っているようだ。

  • 取材・文奈々子

    愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

  • 撮影結束武郎

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