ピエール瀧「世界に羽ばたく才能」のぽっこりお腹の存在感
ワイド大特集 話題の芸能人「アツすぎる夏」
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神田(千代田区)のビル街。コロナで休業の店が多いせいか閑散としている一角に、異様に活気のある居酒屋があった。マゲに浴衣、雪駄と相撲取りのような恰好をした男も出入りしている。どうやらドラマのロケのようだ。そこにポロシャツにジャージ姿のピエール瀧(54)がいた。
向かいにある別の店が休憩場所になっているらしく、入って行く。真夏のロケゆえ、汗をかきかき、笑顔で衣装替えをする場面もあった。さらに貫禄を増したタイコ腹がチラリと見えた。
「Netflixで来年配信予定の『サンクチュアリ─聖域─』の撮影でしょう。角界を舞台に一人の若者の野望を描く作品で、主演は元格闘家の一ノ瀬ワタル(36)。染谷将太(28)、小雪(44)らが出演しています。瀧は主人公の相撲部屋の親方という役柄です」(テレビ局関係者)
ポッコリお腹は、役作りだったのか。
瀧は’19年6月に麻薬取締法違反で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受けたが、『全裸監督2』に続き、またしてもNetflix作品への出演となる。
「コンプライアンスでがんじがらめの地上波での復帰は難しいでしょう。ただ、ネットならスポンサーの顔色をうかがう必要はない。『アウトレイジ』でのヤクザ役が秀逸でしたが、ネット作品ならもっと過激な演技が可能。皮肉なことに、あの事件が瀧の才能が世界に羽ばたくキッカケとなった」(制作会社スタッフ)
8月22日には『電気グルーヴ』としてフジロックに出演。充実の夏なのだ。

『FRIDAY』2021年9月3日号より
撮影:吉野龍