タメ口に激怒…転機は10年前?25歳・硫酸男「謎多き生活環境」 | FRIDAYデジタル

タメ口に激怒…転機は10年前?25歳・硫酸男「謎多き生活環境」

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8月30日の朝に送検された花森容疑者。両親を亡くし一軒家で一人暮らしをしていたという

「スナガワです」

8月28日早朝、沖縄県宜野湾市の公園でベンチに座っていた男性は、警察官に声をかけられ偽名を名乗った。その場をやり過ごそうとしたが、警官に再度追及され観念。本人だと認めたーー。

東京・港区のメトロ南北線内で男性会社員A氏(22)に硫酸をかけ重症を負わせたとして、静岡県内の大学生・花森弘卓容疑者(25)が逮捕された。事件が起きたのは、8月24日の夜9時半過ぎ。南北線・白金高輪駅の上りエスカレーターで、花森容疑者がA氏に硫酸を振りかけたのだ。A氏は顔にやけどを負い両目の角膜を損傷するなど、全治約6ヵ月の重症。後ろにいた34歳の女性も床にこぼれた液体で転倒し、脚をやけどした。防犯カメラの映像などから、警視庁は花森容疑者を指名手配していた。

「花森容姿者は、不動産会社に務めるA氏を赤坂見附駅からずっと尾行していたようです。花森容疑者とA氏は、学生時代からの知人でした。ともに沖縄県の琉球大学出身。同大学の映画サークルに所属し、先輩と後輩の間柄だったんです。年齢は3つ離れていますが、花森容疑者は高校で留年し浪人したためA氏とは1学年の差でした。

被害男性は警察の取り調べに対し、学生時代に花森容疑者から激怒されたトラブルについて話しています。『タメ口をきいて叱られた。(花森容疑者が)年上なのにタメ口はおかしいと怒られた』と。警察は、他にも両者に問題があったとみて捜査を進めています。花森容疑者は『今は答えたくない』と、容疑の認否を保留しているようです」(全国紙社会部記者)

一軒家の一人暮らし

8月30日に送検された花森容疑者

警察によると、花森容疑者は事件翌日の25日に静岡駅から中部国際空港に向かい飛行機で沖縄県・那覇空港へ。バスでバイト先で知り合った友人宅を訪れ、3日間ほど潜伏していたという。身柄を確保された当初、封筒に約50万円。財布の中に約6万円を所持。長期逃亡を図っていた疑いがある。

家庭環境は、複雑だったようだ。

「花森容疑者は、静岡市葵区で暮らしていました。小学生の頃の卒業文集によると、将来の夢は生物学者。とても頭が良く、おとなしい子だったようです。比較的裕福で、幸せな家庭だったとか。

転機は10年ほど前になります。父親が病気で急死。母親も数年後に亡くなりました。花森容疑者には、兄弟がいません。家庭事情から琉球大学に在籍していた沖縄から、静岡に戻ることになったとか。編入した静岡大学で、カブトムシの研究をしていると聞いています。ただ一人暮らしで家族もいない一軒家は、荒れ放題だったそうです。近所つき合いも、あまりなかったと近隣住民が話しています」(同前)

花森容疑者は、琉球大学で農学部に所属していた。硫酸は入手しやすい状況にあったのかもしれない。犯行動機について、兵庫県警元刑事の飛松五男氏が推測する。

「被害者の勤め先から、ずっと後をつけての犯行です。強い怨念と、計画性を感じます。学生時代の知人という間がらで、タメ口だけが事件のキッカケとは考えにくい。女性関係のもつれなど、長年の恨みが事件の動機になったのではないでしょうか。

一戸建ての家に一人で暮らしていれば、寂しさを感じてもおかしくありません。家族など周囲に相談相手がいれば、犯行への歯止めがかかったでしょう。しかし近所つき合いも少なく単身で、恐るべき憎悪が一方的にどんどん膨らんでしまったと考えられます」

逃避行4日後の結末。詳しい動機については、今後の捜査で明らかになるのか。

8月30日に送検された花森容疑者
8月28日に沖縄から東京へ移送された花森容疑者。身柄確保時60万円近いカネを所持していた
8月28日に沖縄から東京へ移送された花森容疑者
8月30日に送検された花森容疑者
  • 撮影蓮尾真司

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