聖火トーチ75万円…!『メルカリ』で五輪公式グッズが高額転売中 | FRIDAYデジタル

聖火トーチ75万円…!『メルカリ』で五輪公式グッズが高額転売中

関係者しか入手できない記念品が取り引きされる一方、偽物も出回っている

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メダルラッシュに沸いた東京五輪。その熱気が一段落しつつある一方で、関連グッズの高額転売が相次いでいる。

出品されたトーチ。78万円で売りに出されたが、すぐに購入希望者が現れ、交渉の末、75万円で売買された
出品されたトーチ。78万円で売りに出されたが、すぐに購入希望者が現れ、交渉の末、75万円で売買された

大手フリマアプリ『メルカリ』ではメディア関係者に無料配布された取材用リュックサックが2万円以上で取り引きされているほか、スポンサー企業に無料で配られたボールペンやピンバッジ、Tシャツなどの記念品も売られている。コロナの影響で聖火リレーに参加できなかったランナーが、聖火トーチを75万円で出品したこともあった。

実際に『メルカリ』を通じて五輪グッズを購入したという男性に話を聞いた。

「高齢の父が以前から聖火ランナーをやってみたいと言っていたので、記念になればと聖火トーチのミニチュアをプレゼントしました。商品は公式グッズで、大会前にすでに完売。いろんなフリマアプリを見て回り、最終的に定価の約2倍にあたる4000円で購入しました。それでも安いほうで、今は1万円以上まで値上がりしていますよ」

一方で高額転売を狙った偽物の出品も横行しているという。別の男性は、詐欺まがいのトラブルに巻き込まれそうになったと語る。

「野球の予選リーグで坂本勇人選手が放ったホームランボールが20万円で販売されていました。試合後に横浜スタジアムで撮ったという坂本選手とのツーショット写真も一緒にアップされていたので、完全に本物だと信じていたのですが……。購入を迷っているときに、野球殿堂博物館が『坂本選手のホームランボールを展示します』と発表したことで、偽物だと気づきました」

ほかにも決勝戦で村上宗隆選手が放ったホームランボールが50万円で出品されるなど、真偽の疑わしい商品がいくつもあった。高額転売が相次ぐ現状を大会組織委員会は把握しているのだろうか。同委員会の戦略広報課に「どのような対策を講じるのか」といった趣旨の質問状を送ったものの、期日までに返答は得られなかった。

転売ラッシュは終わりそうもない。

転売グッズの一部。特にメディア関係者用のリュックとミニチュアトーチは人気なのか、高額にもかかわらず売れていた
転売グッズの一部。特にメディア関係者用のリュックとミニチュアトーチは人気なのか、高額にもかかわらず売れていた
偽物が販売されるケースも。このホームランボールは、野球殿堂博物館の発表翌日には出品取り止めに
偽物が販売されるケースも。このホームランボールは、野球殿堂博物館の発表翌日には出品取り止めに
報道拠点となった東京ビッグサイトでのみ購入できる招き猫。定価より1万円ほど高い金額で販売されていた
報道拠点となった東京ビッグサイトでのみ購入できる招き猫。定価より1万円ほど高い金額で販売されていた

「FRIDAY」2021年9月10日号より

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