工藤会裁判に「防弾仕様の警察車両大量投入」に見えた県警の本気度 | FRIDAYデジタル

工藤会裁判に「防弾仕様の警察車両大量投入」に見えた県警の本気度

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両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両
両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両

「公正な裁判をお願いしていたんだけどねぇ。こんな裁判あるんか……。アンタ、生涯このことを後悔するぞ!」

8月24日、福岡地裁で「死刑」を宣告された特定危険指定暴力団・工藤会トップの野村悟被告は、裁判長に向かってこう言い放った。「最も恐ろしい組織」と言われた暴力団元組長の物々しい言葉は「死刑判決」とともにメディアに報じられたが、実は物々しい空気に支配されたのは、法廷だけではなかった――。

「本当に驚きました。地裁の判決でこんなに多くの防弾仕様の警察車両が出動する光景は、私は見たことがありませんでした。米大統領が来日して、その警護でもしているのか…と錯覚したほどです」

こう語るのは、この裁判を取材していたベテランカメラマン。裁判当日、野村被告とナンバーツーの田上不美夫被告が拘置所から福岡地裁に移送される際の撮影を行っていたのだが、その復路で野村・田上両被告を乗せた車の前後を取り囲む福岡県警の車両の「質と量」に驚いたというのだ。

「防弾仕様が施されたシボレー、ランドクルーザー、ハイエースといった車両が、野村被告の乗る車の前後にぴったりとつき、『護送』していました。護送車も含めその数計7台。すべて防弾車両です。シボレーのボディの側面には、手すりと足をかけるステップがありました。これは、万一襲撃された際などに、ここに横乗りして銃撃戦に応じるための仕様です。福岡県警は万が一にも工藤会が『奪還作戦』や報復を仕掛けてきたときに、対応できるようにこのような警察車両を複数台つけていたのではないでしょうか」

福岡県警がどこまでそのような事態を想定していたのかは定かではないが、これだけの車両を警備に当たらせるところに、県警の「本気の本気」が見てとれる。内外に覚悟を見せる意味もあったのだろう。

野村被告と、無期懲役の判決を受けた田上被告は、判決を不服とし、控訴した。街に漂う緊張感はしばらく続くのかもしれない――。

両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両
両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両
両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両。横には足をかける「ステップ」が
両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両。横には足をかける「ステップ」が
両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両
両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両
両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両
両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両
両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両
両被告の乗る護送車を囲むように走る警察車両

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