見るだけで楽しい…!摩訶不思議な「トンデモ集合住宅」ベスト7 | FRIDAYデジタル

見るだけで楽しい…!摩訶不思議な「トンデモ集合住宅」ベスト7

見ているだけで楽しいが、果たして住み心地は…… ハリネズミのような川辺のデザイナーズマンション 森の中にたたずむタコ足建造物 宅配業者泣かせの複雑マンモス住宅

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近年、世界中で個性的すぎる集合住宅が増えている。

ハリネズミのような街のシンボルタワーマンション
【フランス】L’Arbre Blanc(ラルブル・ブラン)

地下3階地上17階建て。113戸のユニットがある。1、2階はレストランやギャラリーで、住民以外も自由に出入りができる

フランスの南部モンペリエ市にある「L’Arbre Blanc」(上写真)は、日本人建築家の藤本壮介氏(50)らによって’19年に建てられた。市からの「後世にも語り継がれる建築」という注文に、藤本氏が打ち出したコンセプトは「白い木」。日を浴びて育っていく植物をヒントに、天に向かって広がっていくイメージでデザインされた。一見、摩訶不思議な外観だが、住み心地は快適。この地域は晴れの日が多く、大きなベランダは日光浴やバーベキューをするのに最適。また隣人との距離が近いところも、気軽な人付き合いを好む国民性に合っている。

オランダのアムステルダムにある「WoZoCo」(下写真)は、まったく別の理由で特殊な建築となった。最大でも87戸しか建てられない土地に、施主の強い希望により100戸の住居を建てることになった。そこで、設計事務所は思い切って、13戸は建物から飛び出した仕様にしたのだ。元々は、設計者が冗談混じりに出した案だったという。

 

なぜ海外ではトンデモ集合住宅が建てられるのか。建築エコノミストの森山高至氏が考察する。

「理由は大きく2つあります。1つは、終(つい)の棲家(すみか)としてマンションを買うという意識が根付いているためです。そのため、お金をかけてでも個性的なマンションに住みたいという人が多いのです。

2つ目はデザインに対する考え方の違いです。世界でも奇抜な建築が特に多いのは、オランダとシンガポールの2ヵ国。オランダでは、公共施設の建設の際、最低でも建築費の約5%を”アート”に使うよう政府が推奨しています。そのため公共施設はデザイン性の高いものばかり。その影響で民間の集合住宅などでも凝った造形のものが好まれています。

シンガポールは新興の富裕層が多く、外観の珍しさや内装の豪華さなど非日常感を住宅に求めます。その結果、個性的な建築が受け入れられているのです」

見るだけで楽しいデザイナーズマンションの世界がそこにある。

 

最優秀新築高層ビル賞を獲得した曲線美
【カナダ】Absolute Towers(アブソリュート・タワーズ)

ねじれた曲線が女性の身体を思わせ、「マリリンモンロービル」と呼ばれる。見る角度によって表情を変える斬新な設計が評価された

宅配業者泣かせの複雑な巨大マンション
【シンガポール】The Interlace(ザ・インターレース)

各部屋に光や風が十分入るように、各棟を様々な角度に。ユダヤ系ドイツ人建築家による作品で幾何学な立体的配置が特徴的だ

タコの足のような建物が森の中にひっそりと
【メキシコ】El Nido de Quetzalco´atl(エル・ニド・デ・ケツァルコアトル)

アステカの神話に出てくる神「ケツァルコアトル」をイメージした建築。メキシコ特有の色鮮やかさで神話の世界観を表現している

波の形をそのまま集合住宅に
【デンマーク】The Wave(ザ・ウェーブ)

海と丘がある街に建てられ、両者の波形をイメージした形。すべての部屋が両面採光で、ほとんどが異なる間取りを持っている

11mも大きく突き出た部屋
【オランダ】WoZoCo(通称オクラホマ)

55歳以上の高齢者用住宅。柱の間隔や窓の形をあえて揃えず、カラフルなパーツが使われている。利便的で、遊び心溢れる作品だ

45°傾いた四角でできたアパート
【オランダ】The Cube-house in Rotterdam(ザ・キューブハウス・イン・ロッテルダム)

38個の立方体を組み合わせた外観。光をうまく取り入れるために斜めにしている。一部がユースホステルとして使われており宿泊可

『FRIDAY』2021年9月10日号より

  • PHOTOアフロ 時事通信Getty Images

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