菜々緒、綾瀬はるか、高畑…女優たちの「際立ちすぎるスーツ姿」
ひときわ目立つ敏腕感

18年秋にヒットした人気ドラマ『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』(テレビ朝日系)。米倉涼子演じる、弁護士資格をはく奪されたヒロイン・小鳥遊が繰り広げるリーガルドラマだ。
東京・六本木でそのロケを目撃したのは、18年10月の昼下がり。ビルから撮影を終えた出演者たちが次々と出てきた。小鳥遊と敵対するエリート弁護士・海崎を演じる向井理を筆頭に、林遣都、荒川良々、そして高橋英樹。ミニのスーツスカートスで目立っていたのは、海崎の下で働くアソシエイト弁護士役の菜々緒(32)だ。
さすがはスタイル抜群の菜々緒。白いシャツは敏腕弁護士感たっぷりで、米倉に負けないオーラをはなっていた。
女優はスーツ姿も決まっている。パリッとカッコの良い姿勢で、見ているこちらの背筋も伸びる。綾瀬はるか、菜々緒、高畑充希……。スーツを着た名女優たちの、秘蔵写真を紹介したい。

家族連れでにぎわう東京・有明のショッピングモール。20年11月の朝、近くのマンションに豪華俳優陣が現れた。高橋一生、北村一輝、柄本佑(たすく)――。21年1月放送が始まった日曜劇場『天国と地獄〜サイコな2人〜』(TBS系)の撮影である。
正午過ぎ、現場の空気が一変する。主演の綾瀬はるか(36)が現れたのだ。綾瀬演じる警視庁捜査第一課の刑事と、高橋演じるサイコパスな殺人鬼の魂が入れ替わるというストーリーの本作。紺のスーツ姿の綾瀬がマンションのエントランスの陰から北村と柄本の姿を見つめ、二人の後を追って走り出す場面を撮影していた。シリアスなシーンのはずだが、北村か柄本がNGを出したのだろう。白いシャツの綾瀬が笑い出す一幕も。
「綾瀬は本当に仕事が好きで、もっと休みたいなどと愚痴っているのを見たことがない。そんな彼女も今年はコロナの影響でスケジュールが空き、久々にゆっくりできたそうです」(芸能プロ関係者)
OLスタイルでリュック

うだるような暑さに見舞われた18年7月。東京・神保町にある大型書店で、早朝からドラマ撮影が行われていた。ロケ隊の中心にいたのは、人気女優・高畑充希(28)だ。
OL風のスーツに大きなリュックを背負い、何度もお辞儀を繰り返す高畑。30℃を超える屋外ロケに移動しても、涼し気な表情を崩さないのはさすがである。
「高畑は中学生の時にホリプロ主催のミュージカルオーディションで、9621人の応募者の中から主演の座を獲得。女優デビューを果たしました。その後も、榊原郁恵らが主演を務めてきたミュージカル『ピーターパン』で主役に抜擢されるなど、その歌唱力と演技力は折り紙つきです」(芸能プロ関係者)
若くして経験豊富な女優は、どんなシチュエーションでも配役を演じきる。
役柄は東大卒の裁判官

建物の階段を足早に上り報道陣役のエキストラに囲まれる、スーツ姿の黒木華(31)。今年春に放送された月9ドラマ『イチケイのカラス』(フジテレビ系)のロケのワンシーンだ。
「同作は、竹野内豊演じる、ふるさと納税が好きな東大卒の変人裁判官が、黒木扮するカタブツなエリート裁判官とともに事件を検証する法廷ドラマでした。黒木は幼い頃から地元・大阪の児童劇団に参加し、高校時代は名門演劇部に所属。大学でも本格的に芝居を学んでプロになった、才能と努力のハイブリッド型女優。出演した連続ドラマも『重版出来!』『凪のお暇』(共にTBS系)など、高評価を得た作品ばかりです。同作での役柄は裁判官でしたが、スーツがよく似合っていました」(テレビ局関係者)
着れば身の引き締まるスーツ。女優たちの凛々しさを、引き立たせている。





撮影:足立百合 川上孝夫 鬼怒川 毅 近藤裕介 原 一平 堀田 咲