迫る消費税10% 安倍晋三は消費税で3度目のウソをつく

永田町内部情報 来年10月増税、景気対策で「ポイント還元」は壮大なサル芝居なのか

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欧州訪問に旅立つ安倍夫妻(10月16日)。内では増税、外ではバラマキ外交という姿勢には批判も多い

「あらゆる施策を総動員し、経済に影響を及ぼさないよう全力で対応する」

「全世代型の社会保障制度へと大きく転換し、同時に財政健全化も確実に進めていく」

安倍晋三首相は10月15日の臨時閣議で、’19年10月に消費税率を10%にアップすることを「表明」した。同時に景気対策として、クレジットカードで買い物をした人には増税分の2%をポイントで還元する……などの措置を取るという。

しかし、この「対策」はカードを使わない人にとってはまったく意味がない。

「そもそも消費税を上げた分、それをバラマキ政策に使うのなら、上げる必要がない。景気の反動減を心配し過ぎてバラマキをすれば非効率な歳出を増やすことに繋がり、財政健全化にも逆行します」(経済ジャーナリストの町田徹氏)

満を持して「10%」を表明したように見えて、やけにチグハグで支離滅裂。こうしたことから、永田町や霞が関の一角では、ある「疑念」が囁かれている。

「安倍首相は今回も、土壇場で前言を翻して増税を封印するのではないか」

首相はこれまで、2度にわたり消費税に関して「ウソ」をついてきた。1度目は’15年10月に増税するはずが’17年4月に延期。2度目はその’17年4月の期限を’19年10月に再延期して、今に至る。

安倍首相は「3度目のウソ」をつくつもりなのか。実は今回も増税表明の前に、首相はグチグチと悩んでいたという。

「なんで安倍政権が、(消費増税を決めた旧民主党)野田政権の尻拭いをしなければならないのか」

「(旧)民主党がやると言って放っておいたからなのに。まったく民主党政権というのは無責任で始末の悪い政権だ」

安倍首相のホンネは、消費増税など「やりたくない」のである。もちろんそれは国民の生活を心配しているというわけではない。増税実施により、自分の支持率が暴落することを怖れているからだ。

「来年夏の参院選で、自民党は最低10%の議席を失うことが確実と見られており、それが先の総裁選での『石破期待票』に繋がった。増税を実行すれば参院選は『大敗』となる可能性が高く、首相の悲願の憲法改正など不可能。そうなったら、総裁選で3選した意味もまったくなくなってしまう」(自民党ベテラン議員)

「増税する」と言いながら、突如として「延期」をぶち上げることで、’14年の衆院選、’16年の参院選と2度の国政選挙で勝利を収めてきた。

これにすっかり味を占めている首相が、自身の悲願が成るか成らないかの瀬戸際で、増税など実行できるだろうか。

「菅義偉官房長官も、会見で『リーマンショックのようなことがない限り』と言って含みを持たせている。『リーマンショックのようなこと』が何かは不明瞭で、’16年の延期表明前には伊勢志摩サミットで首相が『世界経済はリーマンショック前と似た状況だ』と言い出し、各国首脳をキョトンとさせました。今回も、いかようにも解釈できる言葉を並べ、再々延期が可能か計っているようにも見えます。参院選対策などで見送りの可能性は消えていない」(政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏)

国民はずっと、消費増税で振り回されている。だがそんなことはお構いなしに、安倍首相はまた、ウソをつくのだろう。

麻生太郎財務相は「同じ手(増税延期)はもう使えない」と釘を刺しているという
菅義偉官房長官は「リーマンショックのようなこと(経済危機)がなければ増税」と強調

撮影:鬼怒川毅(1~2枚目写真) 写真:共同通信社(3枚目)

Photo Gallary3

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