大阪府警「死の連行」 パトカーに押し込まれた泥酔男が死亡 | FRIDAYデジタル

大阪府警「死の連行」 パトカーに押し込まれた泥酔男が死亡

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事件の動画より。警官に囲まれた男性が、パトカーの中で死亡した。
事件の動画より。警官に囲まれた男性が、パトカーの中で死亡した。

大阪市都島区の路上で男性を取り囲む10人ほどの警官。泥酔し暴れる男性に業を煮やしたのか、パトカーに押し込もうと、一人の警官が頭を押さえつける。

10月20日夜10時35分頃、タクシー運転手から「客が絡んでくる」と通報を受け、都島警察署の署員が現場に急行。保護された豊中市内在住の男性(33)が、署に連行される道中、パトカー内で急死したのだ。目撃者が証言する。

「柔道の投げ技のように首根っこ摑んでパトカーの後部座席に男性を押し込んでいました。パトカーのなかで、男性は警官4人くらいにのし掛かられているように見えましたね。乗せられた途端、酔っ払って大声を出していた男性の声が聞こえなくなったので、圧迫されて声が出なくなったんちゃいますかね」

府警は22日になって、男性の死因を「肺鬱血(うっけつ)」と発表した。同時に捜査本部を設置し、警官の行動に問題はなかったか、業務上過失致死の疑いも視野に入れて捜査するとしている。

警官のせいで亡くなったとなれば、大阪府警を揺るがす大事件だ。だが、それ以上に看過できない問題がある。前出の目撃者は事件の一連の様子を動画撮影していたが、大阪府警はいま、”隠蔽工作”としか思えない行動を繰り返しているのだ。

事件翌日の21日、5度にわたり都島警察署から電話があったと目撃者は証言。府警からの電話の内容は、『動画をインターネットにアップするな』、『動画のデータを持って署まで来い』というもの。理由を聞いても『あなたのためです』と繰り返すのみで、「怖くなりました」と語っていた。

連行の仕方に問題はなかったのか。そして、いったい何のために動画を回収しようとしたのか。本誌の取材に、大阪府警の担当者はこう回答した。

「死亡原因と署員の制圧行為の因果関係については、調査中です。(目撃者に)電話をかけた事実は知りません。かけてるかもしれないし、かけてないかもしれない。ただ、目撃者を探しているのは事実です。それは当たり前でしょう」

まさに木で鼻をくくったような回答。府警の隠蔽工作を許してはいけない。

10月26日発売のFRIDAY最新号では、事件の一部始終を連続写真で報じている。

詳細の書かれた本誌記事はコチラ(FRIDAYデジタルGOLD)

 

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