川﨑麻世×カイヤ 終わりが見え始めた「別居ビジネス」の原点
ナゾの夫婦、終着駅は裁判所
「麻世さんとカイヤさんって、テレビではよく夫婦で共演しますよね。でも、番組収録が終わると別々に帰っちゃうんですよ。番組の中でだけ機械的に会話してるって感じ。離婚しないのはビジネスのため。それで世間が騒いで仕事につながるから『別居ビジネス』と言われるんです」(芸能レポーターの城下尊之氏)
10月10日、俳優の川﨑麻世(55)と、妻のカイヤ(56)が離婚訴訟中であることがわかった。麻世は2年前から離婚調停の申し立てを行っていたが、カイヤが応じなかったため、東京家裁に提訴した。
二人は本誌スクープで’89年に熱愛が発覚し(上写真)、’90年に結婚。しかし麻世が次第に自宅に帰らなくなり、別居生活は14年にわたっている。現在も麻世がカイヤと子供たちが住む家の賃料を支払い続けているのだという。
「麻世さんは舞台俳優として一公演で推定600万円ほどのギャラを得ているがカイヤさんがバンバンお金を使ってしまう。娘さんの海外留学費だけでなく、カイヤさんが毎週のように子供に会いに現地に行く費用まで麻世さんが全額払っていた。これでは、いくらお金があっても足りないですよね」(城下氏)
カイヤが離婚調停に応じない理由はカネなのか――。本誌は麻世、カイヤそれぞれの真意を聞こうとしたが、両者とも電話の呼び出しには一切応じず。そこで本誌記者は目黒区のカイヤの自宅に向かった。すると、現れたのは長男、至恩(シオン)(22)。本誌の直撃に怒り心頭で話し始めた。
「もう勘弁してほしいんですよ。22年間、離婚だって騒がれるといつも家にマスコミがやってくる。ホントに迷惑してるんですよ。家族みんなストレスで体調がおかしくなっているし……」
仮面夫婦をネタにしてきたのは一体どっちだ、という気もするが、両親に翻弄され続けてきた息子としては、こうでも言わないとやり切れないのだろう。
テレビ局は「別居はしているが、離婚しない夫婦」の典型として扱い、別居中なのに共演OKという二人に思わせぶりな発言をしてもらってスタジオを沸かせる、という演出を続けてきた。
「麻世さんはこれまで離婚は子供に悪影響を与えると考えていたようで、ずっと我慢してきたんです。二人の子供たちが成人した今、いくら『別居』が仕事になるといっても、もう嫌になってしまったんでしょうね」(城下氏)
長年続いた別居ビジネスも、この辺りで見納めか。




PHOTO:宮坂雅紀(1枚目写真) 中井川俊洋(2枚目) 船元康子(3~4枚目)