電撃移籍も打率1割台…巨人・中田「2軍降格危機」絶不調のワケ | FRIDAYデジタル

電撃移籍も打率1割台…巨人・中田「2軍降格危機」絶不調のワケ

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巨人移籍後も凡打が目立つ中田。2軍降格が現実味を帯びてきた(画像:共同通信社)

「ちょっとイイか」

9月3日の阪神戦の試合前、巨人・原辰徳監督が打撃ケージ内の中田翔(32)に声をかけた。自らノックバットを持ち、身振り手振りをまじえ打撃指導。その後、中田は石井琢朗・野手総合コーチからもアドバイスを受けたーー。

8月20日に日本ハムから電撃移籍を発表してから、約3週間。中田の調子は、いっこうに上げる気配をみせない。9月6日現在、39打席に立ち打ったヒットはわずかに5本。打率は.156と低迷している。当初は5番を任されていたが、9月5日の阪神戦ではスタメンを外された。

「巨人は、日ハムで暴行事件を起こした中田を無償で獲得しました。打点王を3回獲得し、昨年は自己最多の31本塁打を記録した実力のある選手です。巨人の主軸を担える力は十分ある。原監督は大人しいチームの雰囲気を刷新するために、以前から『聖域なきトレード』を標榜していました。ヤンチャな性格の中田が、巨人を活性化できると考えたのでしょう。

しかし、結果は散々。大振りが目立ち、三振率は3割を越します。首位争いをするチームの足を引っ張る形になっている。自身の判断で中田を獲得した原監督としては、中田の不調は気がかりでしょう。最近は、直接指導することもあるようです。結果が出ない選手はシビアに先発から外す厳しい指揮官ですから、このまま不調を脱せられなければ中田を2軍に落とすことも十分ありえます」(球団関係者)

「お山の大将」から「外様」へ

狭い東京ドームならホームランを量産できる。パワーピッチャーの少ないセ・リーグなら攻略可能……。スポーツ紙各紙は移籍当初、中田の活躍を楽観視していた。だが、現実は甘くないようだ。

「オールスターや日本シリーズで、パ・リーグの球団に苦杯をなめさせられたセの投手にも、プライドがありますからね。日ハムで長年4番を担っていた中田を抑えてやろうと、内角をドンドンついています。中田も変化球なら右打ちを狙うなど、状況に合わせたバッティングをすれば良いものを、日ハム時代から変わらない一発狙いの大振りばかり。本塁打を打って結果を出そうと、焦っているように感じます」(スポーツ紙担当記者)

問題は、打撃スタイルだけではない。チーム内での立ち位置も、中田の不調に影響しているようだ。

「日ハム時代の中田は、コーチ兼任で40歳の鶴岡慎也をのぞけば最年長野手でした。暴行事件の原因となった20代投手をイジるなど、ヤリたい放題。中田中心にチームがまわっていて、悪く言えば『お山の大将』だったんです。

巨人では、ワガママは通用しません。中島宏之、坂本勇人などの年上選手や、丸佳浩、菅野智之ら同学年選手が多くいますからね。環境がガラリと変わり、戸惑っているのではないでしょうか。あくまで『外様』です。今までのように、自由気ままにはできません」(同前)

日ハム時代とは、指揮官のタイプも違う。

「日ハムの栗山英樹監督は、中心選手である中田のモチベーションを下げないよう気を遣っていました。理解しようと、比較的優しい姿勢をみせていた。原監督は違います。『使えない』と判断すれば、いくら過去の実績があっても容赦なく2軍に降格させます。

ヘッドコーチの元木大介も厳しい。『文句あんのか!』『ナメんなよ!』と、ミスした選手を手厳しく批判する。中田は日ハム時代『大将』と呼ばれ豪快なイメージがありますが、実は繊細で打たれ弱い部分があるんです。周りの評価を、とても気にしています。ガツンと叱責され、萎縮しないと良いのですが……」(前出・球団関係者)

中田は暴力事件を起こし、一時は引退も噂された。引き受けてくれた巨人で結果を出さなければ、もう他に活躍の場はないだろう。環境の変化は言い訳にできない。中田もプロ。この苦境を、どう乗り越えるのだろうか。

  • 写真共同通信社

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