ブランド米に食事券…「9月版オススメ優待銘柄40」はこれだ! | FRIDAYデジタル

ブランド米に食事券…「9月版オススメ優待銘柄40」はこれだ!

ブランド米5㎏や12Lの天然水、ゴルフクラブの20%割引券まで…… 予算別早見表つき

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『LABI』などを展開するヤマダホールディングス。最低投資額も低く、多くの専門家がオススメに挙げる
『LABI』などを展開するヤマダホールディングス。最低投資額も低く、多くの専門家がオススメに挙げる

8月も終わり、いよいよ。実は9月は、期末の3月とならんで、株主優待を行う企業が多い月なのだ。今年は9月28日までに対象の銘柄を購入しておけばいい。きちんとチェックして、おトクな優待をゲットしよう。

9月優待の銘柄のなかから、今回は予算に応じて「10万円」「30万円」「50万円」の3つのコースを用意した。懐(ふところ)具合と相談しながら、選んでほしい。

「10万円コース」は、投資金額が10万円以下ですむ、比較的手が出しやすい銘柄だ。とはいえ、もらえる優待は魅力的なものばかり。このカテゴリーで専門家たちが「オススメ」と口を揃えるのが、『LABI』などの家電量販店を展開するヤマダホールディングスだ。松井証券の株主優待ナビゲーター・南明日香氏が話す。

「100株以上保有していれば、店舗で使える1000円分の株主優待券がもらえます。最低投資額も5万円を切るなど、手が出しやすい。都心から郊外まで、全国に幅広く店舗を展開しているため、利用しやすいのも特長です」

投資額は大きくなくても、複数の商品から選べる銘柄もある。こころトレード研究所の星野彩季氏が語る。

「静岡県にある生活インフラサービス企業のTOKAIホールディングスはいかがでしょうか。500円分のQUOカードや1000円分の静岡市内のレストランの食事券、富士山の天然水12L分など、5つの中から選べます」

ゴルフをたしなむ人に嬉しい銘柄もある。財産ネット企業調査部長の藤本誠之氏が語る。

「中古ゴルフクラブの買い取りや販売の専門店を展開しているゴルフ・ドゥはオススメです。優待割引券を使えば、1本限りですが、ゴルフクラブが20%割引になります。さらにゴルフ用品が10%引きで購入することもできるのです」

1株持っているだけで優待が受けられる驚きの銘柄もある。Money&You代表で、マネーコンサルタントの頼藤太希氏が解説する。

「家電量販店『ジョーシン』などを関西圏を中心に展開している上新電機です。1株持っているだけで、同社の店舗やオンラインショップで使える5000円分の優待券(200円×25枚)がもらえるのです。優待券は購入金額2000円ごとに一枚使用可能なので、5000円を消化するには5万円以上使わないといけません。しかし、同社は家電やパソコン、家具や日用品など、扱っている商品が幅広いので、使いきるのはそう難しくはないでしょう。同じく1株から優待を受けられる銘柄に、松風(しょうふう)があります。こちらは同社のネイル製品を優待価格で購入することができます。奥様や娘さんへのプレゼントにオススメです」

1株の値段は前者が2525円で、後者が1945円(8月30日時点)。少額で優待が受けられるので、ぜひ見逃さないでほしい。

もう少し予算に余裕がある人には、最低投資額が10万~30万円の「30万円コース」がある。優待のレベルがグッとあがるのはもちろん、株価自体の今後の成長が見込める銘柄が多い。ライフパートナーズ代表の竹内弘樹氏が話す。

「『丸亀製麺』などを展開するトリドールホールディングスは、3000円相当の割引券がもらえます。国内に約1000店舗構えていて、使用機会も多い。海外展開も好調で、今年7月にはロンドンにも丸亀製麺がオープンしました。コロナ禍でも株価は堅調に推移しています」

予算30万円オーバーでも大丈夫な人にオススメなのが、「50万円コース」だ。なかには最低投資額が60万円近くになるものもあるが、その分、優待の充実ぶりは群を抜いている。株式アナリスト・佐藤勝己氏が話す。

「焼き肉店チェーン『安楽亭』や『ステーキのどん』などを展開している安楽亭はいいと思います。グループの店舗で使用できる1万3000円分の株主優待券に加え、20%割引券が6枚もらえる。さらに、株主優待券は『牛肉バラエティセット』や『ブランド米セット』などのギフトセットに交換することもできます」

コロナ禍で外食を敬遠したい人でも大丈夫なのが嬉しい。

光が当たりづらい地方の企業も見逃してはいけない。証券ジャーナリストの今野浩明氏が語る。

「東北を地盤にしている物流会社のセンコン物流も注目でしょう。500株以上保有していれば、5㎏のブランド米か、2300円相当の東北の特産品がもらえます」

長野県に本社があるゼネコンのヤマウラも、今年限定だが、長野の地酒がもらえる。

コロナ禍で外出や遠出がはばかられるなか、自宅に届くさまざまな優待券や商品は、代えがたい楽しみになるだろう。経済アナリストの森永卓郎氏が話す。

「優待目当てに株式投資を行うことに対して、否定的な人もいます。しかし、私はそうは思いません。優待で欲しいサービスが受けられたり、他では買えない新商品が手に入ったりすることもある。それが自分にとって満足なら、それでいいのです」

この2つの表とにらめっこをしながら、ぜひ自分に合った銘柄を選んでほしい。

『すき家』や『ココス』などを運営するゼンショーホールディングスも狙い目。優待券が使える店舗も多く、便利
『すき家』や『ココス』などを運営するゼンショーホールディングスも狙い目。優待券が使える店舗も多く、便利

『FRIDAY』2021年9月17日号より

  • 写真共同通信社 時事通信社

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