漫画家うすた京介 「北鎌倉の豪邸」の買い手がつかない特殊事情
建物面積200㎡で、間取りは4SLDK、瀟洒な内装をSNSでも発信
〈実は札幌に引っ越す前に住んでた家を売りに出していたのですが、もう2年半以上も売れていません。北鎌倉ののどかな場所です。どなたか興味のある方いらっしゃいませんでしょうか…?〉
8月26日、漫画家のうすた京介氏が自身のSNSでそう投稿した。うすた氏といえば、『セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん』などで知られる人気ギャグ漫画家。子育てのために札幌に引っ越すにあたり、売りに出したという。
投稿には、吹き抜けのリビングルームや広々とした書庫など、瀟洒(しょうしゃ)な内装の写真もつけ加えられていた。売りに出している不動産サイトを確認すると、間取りは4SLDK、建物面積は約200㎡の大豪邸だ。売却希望価格は実に1億6800万円だという。
「うすたさんが引っ越してこられたのは、8年ほど前だったと思います。ご家族と犬や猫と一緒に暮らしていらっしゃいました。普段はお仕事が忙しいようで、アシスタントさんと思われる方がトランクを引っ張って頻繁に出入りされたり、深夜遅くまで灯りがついていることもよくありました」(近隣住民)
なぜ2年半以上も買い手がつかないのか。地元不動産業者が語る。
「率直に言ってしまえば、価格の問題でしょう。あのあたりだと土地の価格は約8000万円ですから、建物だけで約8800万円は少し割高だと思います。それと、間取りなど、漫画家さんらしいこだわりも多く、投資用の物件としては敬遠する人もいるでしょう。そのあたりの理由が大きいと思います」
しかし、こうしてうすた氏本人が発信したことで、多くの人が知ることになった。買い手が現れる日も遠くないだろう。
『FRIDAY』2021年9月17日号より