公道を走れる「自作デロリアン」がついに完成していた…! | FRIDAYデジタル

公道を走れる「自作デロリアン」がついに完成していた…!

兵庫県発『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムマシン「デロリアン」 製作期間は2年以上、300以上のパーツを取りつけ細部まで見事に再現 運輸支局に通い詰めて、なんと車検も合格

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リアにはタイムトラベル用の装置が忠実に再現されており、公道を走る姿はとにかく目立つ。「溶接した痕」まで映画とまったく同じように仕上がっている
リアにはタイムトラベル用の装置が忠実に再現されており、公道を走る姿はとにかく目立つ。「溶接した痕」まで映画とまったく同じように仕上がっている

すれ違う歩行者は誰もが二度見する。

ナンバーは「1985」。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』が公開された年だ。作中では主人公がこの年を起点に、タイムマシンに改造された「デロリアン」に乗って過去と未来を行き来する。

兵庫県在住で30代自営業男性のTOSHIさんは、自作で映画に登場するデロリアンを完全再現した。製作期間は2年以上。映画で使用されたデロリアンが展示された米国の博物館にも足を運んだ。

「デアゴスティーニの『週刊バック・トゥ・ザ・フューチャー デロリアン』を完成させた後、実車で作ったらどうなるかなと友人たちと盛り上がったことがきっかけです。入手したパーツは300以上ですね。映画に使われたパーツから採寸したデータを元に作った部品もあります。海外の友人に何度もジャンク品を販売する米国の巨大な倉庫に足を運んでもらい、集めたものも多いですね」(TOSHIさん)

部品代金は総額280万円ほどだと言うが、おカネで買えない貴重なパーツが多数。車内に取り付けられた、目的の時間を設定する「タイムサーキット」は実物そっくりだ。映画に登場するスケートボードも同じ仕様で手作りしたという。

「運輸支局に通い詰めて、何度も検査員と相談しながら、保安基準に適合させて今年8月23日に無事車検にも合格することができました」(同前)

公道を走れるタイムマシン仕様のデロリアンは日本初。タイムスリップの機能以外はほぼ本物と言って過言ではない。

ガルウィングが印象的だ。プルトニウムを収納する専用のスーツケースも再現
ガルウィングが印象的だ。プルトニウムを収納する専用のスーツケースも再現
スピードメーターやタイムサーキットなどコックピットの細部まで映画のまま
スピードメーターやタイムサーキットなどコックピットの細部まで映画のまま
あらゆる機器がちゃんと取り付けられている
あらゆる機器がちゃんと取り付けられている
88マイルを測定するスピートメーターもそっくり
88マイルを測定するスピートメーターもそっくり
駐車していると、「写真を撮ってもいいですか?」と何人もから声をかけられるという
駐車していると、「写真を撮ってもいいですか?」と何人もから声をかけられるという

 

『FRIDAY』2021年9月24日号より

  • 取材加藤久美子撮影加藤博人

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